News Letter -2023年11月(小林)-

皆様、いつもお世話になっております。すまい倶楽部㈱の小林 北斗と申します。
僕がこの文章を書いているのは9月下旬です。今週は、久々に予想最高気温が30℃を下回りました。暑すぎた今年の夏もやっと終わりでしょうか。反面、暑さの影響で梨やぶどう等の果物は豊作らしいので、なかなか楽しい秋になりそうです。なんだか森の仲間たちみたいなことを言っておりますが、今月も日々の出来事について書かせて頂きます。

■図書館
久々に図書館に行ったのですが、これがなかなか緊張しました。最近の僕は読書から遠ざかっており、読書に必要な集中力や理解力などの『読書力』のようなものが衰え、一冊の本すら読み切れる気がしませんでした。

そんなザコ読書力の僕が図書館に行くなど、ヒョロヒョロのモヤシっ子がゴールドジムに放り込まれるに等しく、全方位からムキムキの読書力マッチョ達に威圧されるような緊張を覚えたわけです。誰からも威圧なんてされてませんけど。ブランク明けの読書で挫折しないように、僕でも確実に読み切れそうな本を三冊だけ借りました。いわば読書のリハビリです。まずは、僕が日頃からしている『料理』に関する本。次に、以前から好きな作家さんのSF小説。最後に、その両方が読めなかった場合の保険に『江戸前寿司の図鑑』を借りました。万全の三段構え。これでダメなら僕に読書は無理なので、事実上の読書引退です。こうして僕の読書生命を賭して借りた三冊でしたが、読書習慣を定着させることは難しく、貸出期限を2週間延長し、1ヵ月かけて読みました。ちゃんと寿司の図鑑も読みましたよ。読むと急速で腹が減るデメリットはありますが、おすすめです。

■ポタージュ
料理の本を読んだことで、家庭料理にも熱が入っています。最近の僕は『ポタージュ』に夢中です。①刻んだ玉ネギをバターで炒め、②刻んだ野菜を加えて炒め、③牛乳と合わせてミキサー、で完成です。たった3手順で作れるほど簡単なのに、野菜の種類でバリエーションが出せるので非常におすすめです。さらに、牛乳の代わりにスーパーで豆乳を購入し投入してみたところ(←韻を踏ませて頂きました)、自然な甘みが付加されて、ふんわりなめらかな仕上がりになりました。以前は全ての料理に『舞茸の味噌汁』を添えていた僕が、ずいぶん成長しましたね。現時点でジャガイモ・カボチャ・ブロッコリー・マッシュルーム・舞茸・レンコン・栗を試しましたが、特にカボチャが当たりでした。甘くて滑らかな野菜が適しているようです。もう野菜であれば何でも、例えばこれまで買ったことのない『アーティチョーク』や『ロマネスコ』なども順次ポタージュにしていく所存ですので、野菜の皆様はどうか首を洗って待っていて下さい。野菜への宣戦布告。野菜の天下布武。

■本  
本屋さんに行きました。三茶のTSUTAYAさん(キャロットタワー2階)です。すると、なんと僕の大好きな『椎名誠さん』のサイン本が売られていたので、ただちに購入しました。今回の新刊は、これまで世界中を旅してきた椎名さんが旅先から持ち帰ったモノや道具についての本です。まだサイン本の在庫があるかは分かりませんが、お好きな方はぜひ。今年で79歳の椎名さんは、今年9月時点で5冊も新刊を出されています。それに比べ、A4紙1枚分のこの文章を書き上げるのに苦心している僕のちっぽけさ。「僕も頑張ろう。寿司の図鑑とか読んでいる場合じゃないぞ。」と気合が入ります。まあ、それでも寿司の図鑑はおすすめですけど。

■『本』で思い出しましたが
高校の同級生の緑川君(ミドさん)に本を貸したままでした。数学など理系科目が得意なミドさんは、本が苦手でした。国語が得意な反面、難解な数式を見るとにわかに冬眠状態に入ってしまう僕とは対照的です。ある日ミドさんが「自分でも読める本を教えて。」と言うので、数学が出てくるお話『博士の愛した数式』の文庫版を貸してあげました。我ながらいいセンスだったと思うのですが、ミドさんには合わなかったようで、彼の言った「ありがとう。読み終わったら返すね。」から、もう16年経ちます。「読み終わらなかったら返さなくていい。」ってことではないんですけどね。叙述トリック?

今月は以上です。また来月!

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