News Letter -2023年6月(小林)-

皆様、いつもお世話になっております。すまい倶楽部㈱の小林 北斗と申します。
この文章を書いているのは4月の下旬です。近所のハナミズキの花が散り始め、ここ最近は暖かな日が続いて気持ちがいいです。今月は、お仕事で調べものをしていた際に見つけた『とあるキャラクター』について書かせて頂きます。

■マスコット
今回は、『マスコットキャラクター』のお話です。突然ですが皆様は『東京都下水道局』のマスコットキャラクターをご存じですか?ご存じでない方が大半だと思いますが、まずはキャラクターをご覧頂きましょう。

この子です。この『地球そのもの』のような姿で『雲竜型』のようなポーズをした彼こそが、東京都下水道局のマスコットキャラクター、その名も『アースくん』です。
見た目だけでなく名前も『地球そのもの』です。これを聞いた皆様は、「それのどこが『下水道局』のキャラなんだ!それではただの『地球』のキャラではないか!こんなことが許されるか!ちゃんと説明しろ!」と激昂し、頬を紅潮させ、口角泡飛ばしていることと存じますが、落ち着いてよくご覧下さい。
『アースくん』の頭の部分にちゃんと、下水道を表す『マンホール』が取り付けられているではありませんか。ちょうど北米大陸のアラスカあたりに。まさかの大陸直結タイプのマンホールに、シロクマたちもさぞ驚いたことでしょう。
この『アースくん』のデザインには、『人の生活によって出された排水が、やがて海へと流れ込むことを自覚し、排水の汚れを最小限に留めよう』との願いが込められています(たぶん)。
もし下水道局さん側が「いえ。当局では特にそのような願いは込めておりません。」とおっしゃるのでしたら、僕が今ここで、下水道局さんに代わって込めます。
あと、アースくんの右目(向かって左の目)の左あたりに日本列島が描かれており、そこだけ赤く色分けされています。これを聞いた皆様は、「それのどこが『東京都』のキャラなんだ!それではただの『日本』のキャラではないか!そんな横暴がまかり通るか!説明責任を果たせ!」と逆上し、眼を血走らせ、舌鋒鋭く追及しようとしていることと存じますが、落ち着いてよくご覧下さい。『アースくん』の頭のマンホールにちゃんと、東京都の花である『桜(ソメイヨシノ)』のマークが入っているではありませんか。これで文句なく『東京都下水道局』のキャラクターですよね。
まあ、特に誰も文句は言ってないと思いますが。以上、アースくんの話でした。※掲載させて頂いた画像は『東京都下水道局』様からお借りしました。

■後半はPR(宣伝)です。
先述の『アースくん』の画像をお借りするにあたり、著作権元である『東京都下水道局』様の許可を頂こうとご連絡したところ、広報課の方から「東京下水道のPRに資するものであれば使用できますが、下水道と全く関連のない内容では使用できません。」とのご返答を頂きました。お忙しい中、当日中にご回答のメールを下さり、本当にありがとうございます。なので後半は『東京下水道』の宣伝をさせて頂き、画像をお借りするお礼としたいと思います。とはいえ僕も、下水道事業についてお伝えできるほどの知識は持ち合わせていない『下水道初心者』のため、下水道局HPのキッズ向けマンガ、『もしもこの世界に下水道がなかったら』を読んでみました。

下水道アドベンチャー|東京都下水道局
東京都下水道局が運営する下水道教育のホームページです。様々なコンテンツを通して下水道マイスターを目指していただきます。でまえ授業・親子見学ツアー・レポートコンクールに関する情報もお伝えします。

ある日、主人公の少年が目覚めると、そもそも『下水道』という概念が存在せず、自分以外は誰も『下水道』を知らない世界に変わっている、という藤子不二雄的な世界観のマンガです。少年に対してお母さんが「げ…すい…どう…?」と返答するシーンは戦慄です。
下水道のない世界は、街も川もゴミだらけで、下水道どころか『公衆衛生』や『倫理道徳』の概念すらも消失しています。最後に、すべては『カレーを食べたお皿を紙で拭かずに洗った』という少年の行為への罰として『水のようせい』が見せた夢だった、というオチで救われますが、小4にして自ら食器洗いのお手伝いをしていた少年への罰としてはやや重めです。水を汚した少年を精神的に追い込んだ『水のようせい』は、「下水道にやさしい生活をするんだよ。」と諭しました。

皆様も、くれぐれも下水道を大事にしましょう。でないと、怒った『水のようせい』に追い込まれますよ!下水道のPRというより下水道局のHPのPRでしたが、今月は以上です。また来月!

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