News Letter -2023年6月(西田)-

皆さま、こんにちは。紫陽花の花が咲くと日本に梅雨がきたと感じますね。これは日本人独特のイメージでしょうか?紫陽花の葉にはカタツムリがいるイメージがありますが、実は紫陽花の葉には、「青酸配糖体」という毒素が含まれていて、一般的なカタツムリはこれを食べることはできないそうです。身を隠すためにはちょうどいいらしいので、全くいないわけではないのですが、人が持つイメージほどカタツムリは紫陽花の葉にはいないらしいです。

話は飛びますが、弊社すまい俱楽部には『ミッキー』というヨークシャーテリアがおります。見かけはかわいく元気いっぱいで、月に一度はカットされているので、印象的にはかなり若いのですが、実はもう13歳になる老犬の部類。代表に飼われているので、たぶん我々従業員より良い物を食べ、自由気ままな生活が、若さの秘訣でしょうか(笑)。

 代表も取り上げてましたが、2月中旬に30歳を迎えギネスに認定された犬のニュースがありました。ポルトガル原産の純血種ラフェイロ・ド・アレンティジョの“ボビ”くん。犬で30歳ですよ?人間にしたら、一体何歳くらいなのでしょうか。

 戦国時代に織田信長が『人間50年…』と歌って散っていった話は有名ですが、人間の平均寿命は着実に伸びている、と言われます。どうやらその傾向はペットにもあるようですね。さすがに今回の“ボビくん”のような例は極端ですが、犬は小型犬なら15年くらい生きる犬種もありますし、ネコも昔は20年以上生きたら化け猫になる、なんて話もありましたが、現代においては化け猫も珍しくはありません(笑)。

 長生きというのは、人間・動物に関わらず良いことであり、本来喜ぶべきことであるはずなのに、悲しいかな、年齢を重ねてからの生活への心配から、人間の世界では昨今の風潮として“長生き=リスク”、なんてことも耳にするようになりました。

 老後の生活の原資として外せないものに“年金”があります。第一次ベビーブーム世代が現役だった頃は、定年後の寿命がそこまで長くない上、日本も元気だった時代ということもありましたので、問題になりませんでしたが、少子高齢化社会となった現代では、その制度そのものが問題となっております。

 第一次ベビーブーム世代がいよいよ後期高齢者となり、『失われた20年(30年?)』なんてイヤな名前をつけられた今の現役世代が、もっとも人口比率の高い世代の面倒をみなければならない状態となったのです。

 この日本において、年間で産まれる子供は、2016(平成28)年に100万人を割り、あれよあれよと思う間に2022年は80万人を割るところまできてしまいました。出生率の回復の見込みがない今、現状の年金制度のままで、本当に自分たちが高齢者になった時、年金はもらえるのか?30代~40代の方々に、もっともよく質問されることかもしれません。正解がある訳ではありませんが、近いうちにここで少し年金制度についてもお話ししたいと思います。

西田
西田

動物も寿命が延びると飼い主が先に逝ってしまうこともありますよね。

これも長生きリスクでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました