すしのばんらい【寿司】

今月は、『すしのばんらい』さんをご紹介させて頂きます。

昨年(令和5年)12月にオープンされたお寿司屋さんです。結論から申し上げますが、素敵なお店でした。

場所は玉川2丁目、『二子玉川郵便局』のお隣のマンション『コートハウス玉川』の敷地北側、『東京都市大学二子幼稚園』近くの戸建てです。外壁に植えられた植物と鮮やかな木目が目を引く、特徴的な外観の建物です。

実はこちら、以前ご紹介させて頂いた有機自然食カフェレストランの『EIGHT TOKYO(エイト・トウキョウ)』さんと同じ建物内に入っています。

閑静な住宅街にあって、平日ながらカウンター7席が満席でしたので、事前予約はほぼ必須です。早くも大繁盛。

店内にメニュー表はなく、お寿司やお料理はおまかせコース(お一人様9,900円)でご提供下さいますので、僕はただお行儀よく座って、出てくるものを順番に「うまいうまい」と頂けばいいわけです。とっても簡単ですね!

さっそく、僕の大好きなコハダと、マグロ・カンパチのお刺身3種の盛合せを「うまいうまい」と頂きました。最高!お刺身に添えられているワサビもご店主が目の前でおろして下さったものです。なんと贅沢な。

続いて、白く透き通って見える『ヒラメの薄造り』は塩で締めてあり、適度な歯応えと旨味が抜群。ポン酢に入っている紅葉おろしも自家製とのこと。一品ごとに細やかな手仕事が加わっているんですね。

次に、お椀で出てきたのはなんと『カニ』です。湯気とともにサプライズ登場したこのカニは『セイコガ二』というそうです。卵の粒の食感、身の旨味、内子の甘みが素晴らしく濃厚でした。

温かい状態で食べることは珍しいとのことで、「何という名前のお料理ですか?」とお聞きしたところ、これはご店主が一番美味しいと思う食べ方で、オリジナルのお料理のため『名前がない』んだとか。何だか格好いいと思いました。

並んで串に刺さっているのは『ホタルイカ』です。ボイルでしか食べたことがなかったのですが、焼くと風味と食感が加わって美味しいんですね。

これもご店主が「これが一番美味しい食べ方だと思ってます。」と仰る通り、僕のホタルイカ史上暫定一位の美味しさです。

ここからはお寿司も登場します。最初はイカの握りから。目の前で一切れずつ丁寧に包丁を入れて、さらにハケでお醤油まで塗って出して下さり、厚みがあるのにさっくりと歯切れのよい食感でした。

さらにご店主は、箸が左利きの僕にご配慮下さり、お寿司を取りやすいよう左向きに出して下さっています。お店でここまでお気遣いを頂いたことは初めてでした。

イワシの焼き物はふっくらとした厚みがあり焼き目も鮮やか、口に広がる脂の旨味が豊かです。

とり貝の握りは歯ごたえが良いのに柔らかく、磯の香りと甘みがあります。僕は貝が大好きなので嬉しい限りです。

終盤では、マグロのトロをなめらかにたたいて刻みたくあんを混ぜ込み、それをシャリに纏わせて塩を振った『とろたく』の握りが登場。口の中でとろけて旨味が弾け、たくあんの食感がアクセントです。

最後に、「メニューにはないんですが…。」と、〆の『焼きめし』を作って下さいました。たぶん、僕がめちゃめちゃ食べるからだと思います。

酢飯で作られた焼きめしは、パリパリのおこげに柚子の香り、カンパチの食感が活きています。これも爆裂に美味しくて、次に来る時も絶対に食べたいです。

カウンターのお寿司屋さんなので最初こそ緊張気味の訪問でしたが、ご店主は僕がお料理について聞くとフランクにお答え下さり、他の常連さん方とも自然に会話が生まれます。

そこで判明したのですが、なんと、僕のお隣に座られていたご夫婦のお客様は、弊社の記事を毎月お読み下さっている方でした。いつもありがとうございます!

ご近所の方が集まるお店で、一見さんの僕でも和やかな時間とお食事を楽しませて頂きました。

皆様もぜひどうぞ!お勧めです!

すしのばんらい

■ジャンル:寿司
■住所:東京都世田谷区玉川2-18-1
■営業時間:17:00~22:00
■定休日:水曜日
■TEL:03-6432-7225

すしのばんらい(公式) |

コメント

タイトルとURLをコピーしました