馬刺しと牡蠣酒場ヨツバ二子玉川店【居酒屋・馬肉料理・牡蠣】

今月は、『馬刺しと牡蠣酒場ヨツバ二子玉川店』さんをご紹介させて頂きます。

今年（令和6年）4月にオープンしたばかりのお店です。場所は、二子玉川駅の西口を背にして玉川3丁目の『まいばすけっと』に向かう通りの右手、居酒屋『魚ます』さんのすぐ上、階段を上がった2階です。目印は、丸看板に波模様と『ヨツバ』のロゴ、『馬刺しと牡蠣と酒』のネオンサインです。分かりやすさ抜群。

こちらは、すでに店名でネタバレされている通り、馬刺しと牡蠣をメインとした居酒屋さんです。分かりやすさ抜群。僕は、海産物（特に貝類）が大好きなので当然に牡蠣も大好物なのですが、気になるのは、なんといっても馬刺しです（『ローマの休日』みたいに言ってみました）。

僕は普段から家でも馬刺しを食べるほどの馬肉好きなので、オープンからずっと訪問の機会を窺い続けておりました。

今回は、会社の皆さんと一緒に訪問できる機会を得ましたので、コース料理の写真は4人前となっております。コース料金は『4,400円』、『5,500円』、『6,600円』の3種類（全て税込）。今回は『5,500円』のコースにしました。

コースは全て飲み放題付きですが、日本酒・焼酎飲み放題は+550円です。

以下はお料理のご紹介と感想です。

コースだけで11品もありますので、尺の関係上あっさり目のご紹介になってしまいますが何卒ご容赦下さい。

コースは『馬肉のシーザーサラダ』から始まります。シーザードレッシングの濃厚な味の先に燻製の馬肉の風味が現れます。

『燻製馬肉とクリームチーズのカナッペ』も、クリームチーズの濃さに負けず、燻製馬肉の味がじっくり広がります。

その次には早くも『馬刺し盛り合わせ』が登場。部位は札に書いてある通り、『カルビ』、『ロース』、『上モモ』、『タン』、『ヒレ』の5種類です。九州醤油とも呼ばれる甘めのたまり醤油で頂きました。

まず、初めて食べる『タン』から。コリコリした歯応えがありますが、決して淡白ではなく甘み・とろみがあります。他の部位と比べても食感が強く、脂の旨味を濃く感じました。お店で売られているのを見たことがありませんので、食べたくなったらまた来ます。

『ロース』はキメが細かく、比較的脂の乗ったとろける食感です。

『上モモ』は脂肪分が少ないため、赤身の甘みをはっきりと感じられ、繊維の食感も適度です。

『ヒレ』は舌触りの滑らかな赤身で、さっぱりした味です。ヒレは牛肉でも高級部位ですね。

『カルビ』は、馬肉の特徴である脂の甘みと赤身の旨味がバランスよく味わえます。

食べ比べるとかなり部位ごとの特色がありますので、盛り合せから好きな部位を探すのがいいと思います。馬刺し5種に『牡蠣のアヒージョ』が続きます。

火が通ってなお大粒の牡蠣のエキスを、厚みのあるバゲットが受け止めます。

次は『馬肉の炙りたたき』です。炙ったことで香ばしい風味と弾力が加わります。

次に大皿で運ばれてきたのは『馬肉と牡蠣の揚げ物盛り合わせ』です。馬肉を炙りで食べたのも初めてでしたが、今度は揚げちゃいました。馬肉って、唐揚げにしても美味しいんですね。赤身の味が凝縮して、噛むごとに馬肉らしい旨味がじっくり感じられます。

大きなカキフライは、ソース・タルタル・レモンが添えられていましたが、何もかけずにジューシーさを堪能させて頂きました。

ここで、コースと別に追加オーダーさせて頂いた赤身2種類（ロース・上モモ）と、僕が大好きな『タテガミ（税込869円）』が到着しました。

タテガミ（コウネ）は、シャキシャキ・プルプルした食感が特徴で、馬肉の脂の強い旨味が一番感じられる部位です。かなりの厚切りで提供されますので、ぜひ舌の上で溶ける変化と余韻を味わって頂きたいです。

次は鍋物の『馬キムチチゲ』です。豆腐やお野菜のキムチ鍋に、ホロホロの赤身部分、トロトロの脂身部分が煮込まれています。馬肉を鍋に入れてみようとは考え付きませんでしたが、こうした食感の変化も楽しめるんですね。

さらにコースと別で『岩手県産生ガキ』を人数分オーダー。白黒の縞模様の大皿に乗せられ、超大粒の4粒が殻ごと登場しました。僕はお酒が飲めませんので完全にシラフにも関わらず、「うわぁ～！『海のアビイ・ロード』や～！」と大ハシャギしました。次やったら普通に出禁にして下さい。大粒の牡蠣は水っぽさがなく、ややクリーミー寄りの濃厚さでした。