EIGHT TOKYO【有機自然食カフェレストラン】

今月は、『EIGHT TOKYO(エイト・トウキョウ)』さんをご紹介させて頂きます。
なんと、今年(令和5年)の1月にオープンしたばかりのお店です。
場所は二子玉川駅から徒歩約2分、『セブンイレブン世田谷玉川2丁目店』の前を通り過ぎて、最初の角を左に曲がった先です。

木目の鮮やかな板張りの建物で、外壁の一部には植物が植えられナチュラルテイスト満載です。
完成前から目を引く建物でしたので、個人の方のお住まいなのか、それともなにかお店がオープンするのかと楽しみにしていたのです。

一歩お店に入ると、ふんわり木の香りがして癒されます。内装にも立派なヒノキの柱が配されています。建物の話ばかりで、『小林北斗の建もの探訪』みたいになってしまいましたが、すごく素敵なのです。

今回は『1月限定コースディナー(5,000円)』を頂きましたが、今後はランチ営業やアラカルトメニューなど、新たに展開されるご予定とのことです。

以下、お料理のご紹介と味の感想です。
コースの始まりはスープから。『長生きミソスープ』と名前の付いた、玉ねぎ・リンゴ酢・有機合わせ味噌で作られたお味噌汁です。玉ねぎのとろみがあって、洋風のスープのような舌触りです。すごく寒い日でしたので、しみじみと温まって美味しかったです。

次の『マッシュルームのサラダ』もすべてオーガニック野菜で作られており、酸味と胡椒の効いた爽やかなお味でした。シェフの方が、お料理の説明と合わせて「マッシュルームに多く含まれるビタミンDには免疫力を高める働きがあります。」と教えて下さいました。何も知らずに食べても美味しいですが、しかも体に良いとなればありがたみも倍増です。

オリーブとバゲットが添えられた『ポークとチキンのリエット』は低温調理で仕上げられているそうで、素材のお肉の旨味・風味が抜群です。塩味も効いていて、フワフワの食感が特徴的です。あまりに美味しくてパンをおかわりしちゃいました。

次は、一皿に二品です。『明太子のコロッケ』は、酸味のあるトマトソースと明太子がマッチする新感覚。その隣、栗のような味わいと甘みのサツマイモ『マロンゴールド』のフライと、添えられているゴボウとケールのチップスは、「どんな味がするんだろ。」と好奇心をかき立てます。さらに想像を超えてくる美味しさがあって、一口ごとにサプライズです。

メインディッシュのローストポークも低温調理されていていて、とてつもなくプリプリしてジューシー、少しスモーキーな香りも好みでした。また、まわりに配置されている焼き野菜の中でも、左の方に置かれている『黒にんにく』が驚きでした。はじめて食べましたが、にんにく特有の臭みはゼロで、プルーンのような甘みと、ねっとりした食感が不思議に美味しかったです。

コースのお料理は以上ですが、別途追加でデザートのミルクのアイスクリームを頂きました。
岩手の『なかほら牧場』さんで自然放牧され、草のみを食べて育った乳牛(グラスフェッド)のミルクで作られているそうです。甘みはさっぱりしているのに、チーズのような繊維の舌触りがあって柔らかな味わいです。アイスクリームに使われているミルクひとつとっても、牛の食べているものや育った環境まで教えて下さいます(かわいい牛の写真付きの本も見せて頂きました)。

お料理と食材すべてにこうしたストーリーがあるので結構な長文になってしまいましたが、お店の皆様もすごく丁寧で居心地のいい空間ですので、ぜひお試しください!

EIGHT TOKYO(エイト・トウキョウ)

■ジャンル 有機自然食カフェレストラン
■住所   東京都世田谷区玉川2-18-1
■営業時間  17:00~22:00

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、 定休日、営業時間変更をしている場合がございます

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