【三浦社長のふどうさんコラム】第40回 案内と立会

お部屋の案内をするために専任の業者に連絡をしたら、コンピューターの音声ガイダンスが流れて、登録をしてからネットで予約してくれという指示をされた。けっこう面倒である。

おまけに、日曜は休みなので対応できないという。本当に不動産屋?他の物件で同じことを依頼したら鍵を取りに来てくれという。二子玉川の物件を案内するのに新宿まで鍵を取りに行かなければならない。終わったら今度は新宿まで鍵を返しに行かなければならない。また、ある業者は、現地対応だという。現地対応?鍵が現地のキーボックスに設置されていて、その鍵で案内をする。現地に鍵があれば、案内をする方は楽ではあるが、防犯上大丈夫?

 以前、現地対応の他社のお部屋でトラブルがあった。案内の後お部屋の一部が壊れていたのが発見されたが、複数の業者が案内していたために責任の所在が明確にならなかった。また、もっとすごいのは、部屋の鍵と空室の部屋の住所を利用して、取り込み詐欺をし、荷物の受取場所に使用していたという。後日、警察に逮捕された。 弊社では、原則、お預かりしたお部屋の案内は、立ち会う事にしている。目的は五つある。一つ目は、他社の営業マンの案内の負担を軽減するためである。二つ目は、大切なお客様の財産を傷つけないためである。三つ目は、案内を受けているお客様の反応を間地かに感じること。四つ目は、案内している他社の営業マンの案内の仕方を観察すること。そして五つ目は弊社がその物件の魅力を最大限伝える事である。これが一番重要である。

見てわかることは、いちいち説明しない。見てもわからないところを説明する。また、もし、そこに住んだら、どういう生活ができるか、イメージできるようにする。そういう付加価値を説明することにより、より物件の価値が上がる。つまり、高く売れるという事だ。これは、ただ単に、その物件の案内をしに来た営業マンにはできない。その物件の事を知り尽くし、街の事も知り尽くしていないとできない。ただ、そこに住んでいて、一番の魅力を伝えられるのは、そこに住んでいた売主である。

だから、売却を依頼し高く売りたいのであれば、そこのお部屋の魅力を全て担当の営業マンに伝えることだ。

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