【三浦社長のふどうさんコラム】第28回  家を買ったのに住めない?

先日、中古住宅をご購入されたお客様から
「購入した中古住宅に冷蔵庫やソファが入らない、これでは、生活ができない、どうにかなりませんか」というご相談を受けた。すぐに現地を見せていただき、いろいろ検討しましたが、現状では入らないという結論になりました。

購入された中古住宅は、大手のハウスメーカーの注文住宅で、まだ、築年数も新しい。
契約のときの説明(重要事項説明)でもそのような話は売主からも一切なかった。
問題が発生した後に問い合わせすると、そんな大きな冷蔵庫は入れたことがないので分かりません、という回答。

しかし、お客様が所有していた冷蔵庫はごく、一般的なサイズです。
冷蔵庫置場には、もっと大きなサイズの冷蔵庫が入る設計になっています。
ところが、そこへ行く動線である階段の一部が狭くそこを通らない。
外からの搬入も窓が狭くて無理。これって設計ミス?

結局、いつもご相談しているお客様に助けていただき、事なきを得た。
階段の一部(天井)を壊して、天井高に余裕を持たせ、冷蔵庫を搬入した。
壊した部分は、また後で使用するので、穴が空いた部分にはふたをして、取り外し可能な天井にした。
ソファは、解体して搬入した。
こうして、やっと、通常の生活が可能になり、助けたいただいたお客様ともどもお招きいただき、自家製の燻製のお料理を馳走していただきました。
とても、おいしかったです。

よく見ると、契約書には、
家具については、搬入できない場合もあるので、自己責任で契約してください、と記載してある。
リスクヘッジしているわけだ。

普通の家具が入らない住宅を自己責任で済ますのは、いかがなものか。

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