今月は、『Cafe 香乃や(カフェ かのや)』さんをご紹介させて頂きます。
今年(令和5年)の8月にオープンされたお店で、『発酵』をテーマにしたカフェとのことです。
場所は、瀬田の交差点にある『セブンイレブン世田谷瀬田4丁目店』から二子玉川に向かって2軒隣のビル1階です。発酵食品が体にいいことは知っていても、普段の食生活では充分に摂れていないと感じていましたので、これはいい機会とばかりに早速訪問させて頂きました。ランチタイム(11時~15時、ラストオーダー14時半)の早めの時間にお伺いしましたが、店内はすでに満席でした。オープンから1か月にして、早くも超人気店です。たまたますぐに席が空き、通して頂いた店内は木の優しい香りがしました。
ご店主の方が青森県のご出身とのことで、お店のロゴにりんごが描かれていて、店内にも小さなりんごのオブジェが配されていました。
僕は、ランチプレートの中から限定20食の『発酵デリプレート(1,300円税込)』を選び、飲み物は『塩麹レモンスカッシュ(600円税込)』にしました。ちなみに、ランチセットにするとソフトドリンクが200円引きになります。
発酵デリプレートの説明書きには『野菜を中心としたバランスのよいプレート』とあります。和食では、主食・汁物・おかず3品が揃ったバランスのよい献立のことを『一汁三菜』と表現しますが、こちらのデリプレートは、雑穀ごはん・野菜のスープ・おかず8品のセットですので、『一汁八菜』です。バランスがよいどころの話ではなく、もはや鉄壁。また、野菜中心で彩り豊かでありながらも、鮭の包み焼きや蒸し鶏など、タンパク質の豊富な食材も取り入れられています。
以下は味の感想です。
プレートの右上あたりの小皿は、イカ・ホタテなど海鮮と野菜のマリネです。発酵調味料の働きによるものか、酸味がまろやかでキツさがなく、海鮮の旨味が引き立ちます。
小皿の下あたり、赤みがかった切り干し大根はトマトベースの味付けで、和の食感に洋の風味という新感覚です。
鮭の包み焼きはしっとり柔らかで、塩分はまろやかでもごはんが進む進む。
小鉢の納豆にも米麹が入っていて、発酵へのこだわりを感じます。
レモンスカッシュにはレモンの酸味以外にも、はちみつのような甘みと、麹由来と思われるふんわりとした風味や旨味がありました。
お店は朝7時30分から営業されており、モーニング限定のプレートメニューを見ると、『あんバタートースト(950円税込)』も気になります。全てのお料理が手間と時間をかけて丁寧に作られていることが感じられ、とても豊かな時間が過ごせるお店でした。
お勧めです!
Cafe 香乃や(カフェ かのや)
■ジャンル カフェ
■住所 東京都世田谷区瀬田4-24-15 1F
■営業時間 7:30〜17:00
■定休日 木曜+不定休
■電話 03-6824-7326
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