【三浦社長のふどうさんコラム】第44回 いい営業マンとは?

毎週、火曜日の夜10時からNHKで放送されている「正直不動産」ご覧になったことはありますか?

登坂不動産に勤務している月下咲良(福原遥)という女性の営業マンは、カスタマーファーストを営業の指針にしています。常にお客様のために最善を尽くす。

一方、神木涼真(ディーンフジオカ)というというライバル会社のトップセールスマンは、売るためには手段を選ばないという敏腕営業マンです。

どちらがお客様にとって、良い営業マンなのでしょうか?

普通に考えれば、月下咲良の方がお客様にはいい営業マンです。

しかし、第5話の中で月下咲良のとった行動が、実は、お客様(ラーメン店の店主)の本意ではなかったという事態が発生します。月下は過去に仲介したお店を立て直すため無給でお店を手伝っていました。ところが、店主はなるべくお金がかからない方法で閉店したかったのです。店主は、月下に遠慮してそのことを言えなかったのです。

月下のとった行動は、お客様の本意を理解していなかったため齟齬が生じたのです。一方でライバル会社の花澤(倉科カナ)は、居ぬきで厨房器具まで引き継いでくれる店舗を見つけてきました。結果、店主は、お店を最小限の出費で閉める事が出来ました。

カスタマーファーストと考えて取った行動が実は裏腹の結果を生む場合もあるという事です。真のカスタマーファーストとは、お客様の言いなりなる事ではありません。何がお客様にとって最善なのかを考えて、時には、強く背中を押してあげることができる営業マンこそがお客様にとっていい営業マンなのです。時には、契約をやめさせることも必要です。

豊富な知識と経験に基づいた適切なアドバイスをしてくれるか、メリットとデメリットをきちんと説明してくれるか、お客様の希望を真摯に受け止めてくれるか、など信頼のできるパートナーかを見極める事が重要です。見てもいない物件を見たかのように説明する営業マンは要注意です。 いい営業マンと出会う事が成功するか失敗するかの決めてなのです。

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