【三浦社長のふどうさんコラム】第33回 不動産投資のリスク 災害?人災?

先日、トルコ、シリアで大きな地震があり、多くの方が亡くなったのは、ご存じだと思います。
いま、その事をめぐって多くの逮捕者が出ています。原因は、違反建築です。

トルコも日本と同じ地震の多い国です。そのため建築の耐震基準は日本と同じかそれ以上の基準になっているといいます。だとすれば、なぜこのような事が起きたのでしょうか。基準を満たしていなくても、お金さえ払えば目こぼしがあったという。「恩赦」という制度だ。驚きだ。

日本でも、以前に違反建築が社会問題になった。財閥系の大手が建てたマンションでも見つかった。大手だから安心、大丈夫ではないわけだ。つい先日も建物の基礎に使用するコンクリートに不正が見つかり、基準を満たしていないコンクリートが使用されていたのが発覚した。

日本もトルコも法令を遵守しない輩はいる。悪いことは、普通、隠れて行われるが、トルコの場合は、「恩赦」という制度で正々堂々と行われていたわけだ。まさしく、人災である。基準通りに作られていればこのような事態にはならず、多くの犠牲は出さずにすんだはずだ。なぜ、このような事はなくならないのだろうか?このような事からどうやって自分や大切な人を守ればいいのか。

災害は、地震だけではない。台風などによる水害、津波、浸水、竜巻、火災、土地の液状化による地盤沈下、土壌汚染、軟弱な地盤に不適切な基礎工事を行った事による建物の損傷、崖崩れ等。
これらの災害から全てを守ることは難しい。少しでもそのリスクが少ない立地と建物を選択する以外ない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました