News Letter -2024年11月(小林)-

皆様、いつもお世話になっております。すまい倶楽部㈱の小林 北斗です。

この書き出し文を書いているのは10月5日、多摩川花火大会の当日の朝です。空は見事な秋晴れ、というにはあまりにも灰色。空気はひんやりとして、小雨まで降っています。

ともあれ花火大会は開催されそうで何よりです。午後から晴れてくれたらいいな、とただ願うばかりです。

今月も、日々の出来事について書かせて頂きます。

■運動会の思い出
冒頭の文を書いていて、子供の頃の『運動会』のことを思い出しました。僕が小6の時の運動会の日も、こんな灰色の空でした。

東京ではどうなのか知りませんが、僕の地元の運動会には男子専用の『棒倒し』という競技がありました。

全員が上半身裸で、両陣営に1本ずつ立てた丸太を人力で支え、さらに相手チームの棒を倒すべく敵陣に攻めかかるという、文章で表現するにはなかなか珍妙な競技です。何をモチーフにしたんすか

その頃の僕は身長が長くて体重は軽い、典型的な『モヤシっ子』であったため、半裸になった時点でもう寒い寒い。長野の秋は東京の冬相当です。少し震えながら、服くらい着せてほしいなと思いました。

この時点で、もう戦意も何もありません。棒倒しの競技中の記憶はないのですが、その数日前に鉄棒で失敗して背中を軽く擦りむいた箇所に絆創膏を貼っていたため、競技後に母から「背中に絆創膏を貼ってて見つけやすかった。あと細いし。」みたいなことを言われた記憶があります。ろくな思い出ではないですが、それも思い出です。

■組体操
運動会の『組体操』の思い出です。

最近は安全面への配慮で実施されていないかも知れませんが、僕の子供の頃の運動会には必ず『組体操』がありました。

さらに小6ともなると、『ピラミッド』やら『タワー』のような『高さ』のある演目が組み込まれていました。

こうした『高さ系』の演目では、下段に体格の良い子、上段には体重の軽い子がそれぞれ割り振られます。

それでいうと当時の僕は先述の通り、漢字一文字で表現するなら『細』、漢字二文字で表現するなら『極細』と、まさにマジックペンの『マッキー』の太さ表記と同じ体格でしたので、大した議論も経ずに『最上段』の役割が与えられました。

やや不本意ではありましたが、僕より体格の良いクラスメイト達が膝に砂を付けながら下段を支えるというのに、「最上段はイヤだ。」とは言えませんでした。

大人しく、僕はタワーでもピラミッドでも登り切ることにしました。「とにかく上に登れば文句ないんですね?」みたいな開き直った気持ちです。

クリスマスケーキの上にいる、マジパンで作られた味のしないサンタさん人形も、きっとこんな心境なのだろうと思います。

こうして迎えた運動会当日、僕が最上段を務めたタワーを支えたクラスメイトからは、「いつ登られたのかも分からなかった。」との感想を貰いました。『大泥棒に絵画を盗まれてしまった警備員の証言』みたいでした。ぜひ銭形警部あたりに怒られてほしいです。

■僕はそう呼んでいます。
皆様は、『コンビニディフェンス』をご存じでしょうか?ご存じなくて当然、なぜなら僕が高校生くらいの頃に考えた造語だからです。

意味を説明すると、『コンビニ等の通路で、他のお客さんとばったり正面から鉢合わせた際に、とっさに道を譲ろうと通路の端に移動したら、相手もこちらと同じ側に移動してきて、さらに譲ろうと逆側にスライドしたら相手もまた逆側に移動してきて、結果としてお互いに顔を見合わせたまま反復横跳びのような動きを何度も繰り返し、うまくすれ違えない現象』を指します。

やけに説明が長くなりましたが、皆様はそうなったことはありませんか?僕は割とあります。

互いに相手に道を譲ろうとした結果、ちょうどスポーツでいう『ディフェンス』に相当するほどの機敏なフットワークが発揮されため、『コンビニディフェンス』と名付けました。

『コンビニでの通路の譲り合い』について人と話す機会がないので、世間に浸透することはないと思いますが、僕はそう呼んでいます。

互いが互いに「相手に通路を譲ろう」と配慮した結果としての現象ですが、瞬間的には高度な読み合いが発生します。

皆様も、コンビニの通路でうまくすれ違えていない人達を見かけたら、心の中で「ナイスディフェンス!」と称賛を贈りましょう。

今月は以上です。また来月!

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