売却の話 [後編の前に] (関谷)

スギ花粉終結。ヒノキ花粉勃発。最近の私は、この高級木材ヒノキの花粉症の方がひどくなってきており、嬉しいやら悲しいやら。ヒノキ花粉終結の5月下旬迄はマスクが離せません。

 

前2回は、売却のパートナーを選ぶ際に、次のような会社は縁を切りなさいという話をしました。「査定額が他より高い会社」「業者に買取ってもらう話をする営業」です。今回は、そもそも検討しない方がよい会社についてお話しします。

 

このようなチラシを見た事はありませんか。「役員社宅用マンション、予算1億5000万円の現金一括払い」「7500万円のご予算、60㎡以上の2LDKのマンション」「1億円のご予算 土地80㎡以上」

100㎡の土地をお持ちの方は、自分の家が少なくとも1億円で売れると思います。60㎡のマンションをお持ちの方も7500万円で売れるかもしれません。しかも、そのチラシは大手不動産会社のS社。信頼ができそうです。もし話がまとまれば……と想像します。

 

おいしそうな話、つまり相場から外れた魅力ある金額が記載されていたら、まず相手にしない方がよいでしょう。但し、そうは言っても、どうしても確認したい方もいると思います。その場合は次の3パターンの中から対応策を選んでください。

 

1、その会社を相手にせず、信頼できそうな別の会社に売却を依頼する。その後チラシを配布した会社に「販売中」である事を伝え、お客様を連れてきてもらう。

 

2、媒介契約期間を1~2週間位にして、そのお客様が本当にいるか確認する。(媒介契約とは、売却活動を依頼する契約の事。通常3ケ月間の期間を設ける事が多い。1~2週間で契約できなければ、おとり広告とみなし、再契約しない)

 

3、媒介契約は締結せず、そのチラシのお客様だけ連れてきてもらう。

 

おとり広告の目的は、売却を検討している方の情報を得る事ですが、その先の目的は3ケ月間の媒介契約を締結する事です。絶対に2週間以上の契約はしないでください。今回お伝えしたい情報は以上です。

次回から、いよいよ高く売る方法についてお話しします。当社寄りの考え方かもしれませんが、私達のような小さな会社にも依頼する理由が分かり面白いはずです。

お楽しみに

 

 

 

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