「おいしいものは脂肪と糖でできている」。某CMのキャッチコピーですが、けだし名言ですよね。
そうなんですよ。僕たちが美味と感じているもののほとんどは脂肪と糖でできていて、だからこそダイエット戦士として日夜戦い続けなければならない。これはもはや人としての哀しい運命なんですね。
ところが、「所変われば……」とはよく言ったもので、世界にはダイエットなど知るものかという強い意志を感じる食べものが多く存在します。今回はそのうちのいくつかをご紹介しましょう。
1.チーズケーキ・シェイク
スターバックスなどでフラペチーノを頼まれている方にはお馴染みの見た目かもしれません。しかしこのドリンク、かわいい顔してカロリーは驚愕の3500kcal。
なんと成人男性の一日摂取量を遥かに凌駕するという信じられない”飲みもの“です。
一杯は550ml。その正体はというと、本物のチーズケーキとバニラアイスを牛乳でミキサーしたもの。かわいらしい響きですが、このカロリーはまるっきり暴力ですね。
2.クッキー・ドゥ
こちらは「お手軽にクッキーが作れるキット」です。小麦粉、卵、バター、砂糖、チョコチップなどが混ぜ合わされたクッキー生地が入っており、あとはこれを丸めて焼くだけで簡単にクッキーが食べられるという商品です。
これだけ聞くとごくまっとうのようですが、問題はその食べ方。なんと現地の方々は、これを生のままスプーンですくっていただくのです。女性がフラれたときのヤケ食いアイテムとして定番であるようですが、しかし……生のクッキー生地ですよ? いいんですか?
3.フライド・バター
もうこれは名前だけで不穏な空気をプンプンに匂わせていますが、読んで字のごとくです。カラリと揚がった、バターの塊です。油で油を揚げるという、ちょっと信じがたい発想の食べものです。
中西部の屋台で最近発明されたというこちらの食品は、バタースティックに蜂蜜とシナモン入りの衣をつけ、からっと揚げたあとにシュガーコーティングをほどこすというもの。かじりつくと熱いバターが飛び出し、口元はベタベタになるそうな。あちらの子供はおおよろこびで食べているようです。
いかがでしたか? 想像するだけで胸焼けがしそうですが、一度は食べてみたいと思わせるのが怖いところ。
アメリカに行かれたときには、ぜひ一度お試しください。
……そのとおり。この三つはすべてアメリカ発祥です。
つくづくすごい国ですね。