梅雨も明けて、いよいよ夏本番!水分補給を忘れず、体調にお気を付け下さい。
先日、ミズベリングプロジェクトという会合に参加しました。このプロジェクトは、日本の水辺の新しい活用を創造していくものです。以前は、水害から市民生活を守る視点が強かった為、行政は厳しく管理していました。ところが最近では水害対策だけでなく、水辺の美しい街づくりを目指し始め、規制緩和が進み、市民や民間の力を積極的に活かそうという動きがでているそうです。東京に限らず、全国の水辺を面白くして行こうという試みです。
私が参加したのは、ミズベリング・ニコタマというもので、二子玉川の水辺について話合うものでした。ここの水辺といえば、多摩川ですが、二子玉川の街の半分を占拠しているのは、既知の通りです。地価が高い二子玉川―その半分の土地をどうするか―という話ですから、大きな話です。参加した約40名の中には、西の高島屋「東神開発」、東のライズ「東急電鉄」だけでなく、玉川町会などの地元組織、そして河川を牛耳る国土交通省の方々も参加しております。
まだスタートしたばかりですので、ゆるい感じの会ですが、いつかバトルのような激しい話合いにもなると思います。楽しみです(少し私は客観的ですが)。
二子玉川はかつて、川沿いに数多くの料亭が立ち並び、大正末期から昭和初期にかけては、都内有数の歓楽街といわれていました。当時の行政も水害を心配して土手を建設しようとしましたが、料亭の景色がなくなる為、市民が大反対し、少し陸地に入った現在の(中途半端な)場所に土手ができています。いつの時代も水辺は愛されているのですね。
3~4年前には、夏になると川の兵庫島にPeace(ピース)というカフェが出店しておりました。気持ちよかったですね。このお店の代表の方もミズベリングに参加されていました。ちなみに、ビースは現在、ライズタワー近くの「アロ」や柳小路の「ラブ」を経営しております。まずは、このような取り組みから始まるのではないかと思っています。
多摩川には、色々な駅が他にもありますので、他の街でも想像してみました。小田急「和泉多摩川駅」、東横「多摩川駅」、東急「多摩線の各駅」、京急「六郷土手駅」、京王「京王多摩川駅」「聖蹟桜丘」。う~ん、ない…感じがしますし、二子玉川みたいな街は他にはないものですね。
二子玉川の水辺の活用は、国土交通省と直に話し合えるこの会が主体になっていくと思います。ミズベリングニコタマ実行委員会代表の坪田さんや、ミズベリング事務局の山名さんなどが、二子玉川の東西の大横綱、来る楽天・CCC、そして地元組織との調整をとりながら方向性を出していくと思います。
非常に色々な関係性としがらみがありますが、是非大きな試みを実現したいものです。皆様もご参加を。