【三浦社長のふどうさんコラム】第32回 不動産投資のリスク 災害、事故が起きたらどうする? 

施設賠償責任保険に加入していますか?

不動産を貸していると様々な事が起こります。多いのが、給水管の老朽化にともなう水漏れです。
このような場合、通常加入している火災保険では、カバーできません。また、その被害が下のお部屋に漏れて損害が発生してしまったら多額の賠償請求を受けます。損害の原因が借主にあれば、借主が加入している保険でカバーされます。しかし、そうでない場合は、オーナーの責任になります。

このような場合に加入している火災保険に特約で施設賠償責任保険を付けるか単独で施設賠償責任保険に加入しておけば、保険で補償されます。室内で死亡事故があり、現状回復しなければならない、家賃が減額した場合にも保険の対象になります。

エアコン、給湯器、床暖房などの機械的設備についても経年劣化以外による故障であればこれも保険の対象になります。ただし、築10年以内という縛りがあります。要は、古いものは保証できないという事です。でも、故障は10年過ぎてからよく発生しますので、これは、使えませんね。

 施設賠償責任保険は、マンション全体で加入しているかも重用です。マンションの外壁のタイルが剥がれて通行人にケガをさせた場合、保険でカバーされます。

この他、施設賠償責任保険ではありませんが、管理組合で共用部分の地震保険に加入しているかも重要です。共用部分が地震で被害を受け、補修するにもお金がなければ、できません。
実際に東日本大地震のとき、共用部分に被害が出て、お金がなくて補修ができず、暴落したマンションが多くでました。

投資には、リスクがつきものです。それは、全て自己責任です。転ばぬ先の杖ではございませんが、備えあれば憂いなしです。

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