新年明けましておめでとうございます。
すまい倶楽部㈱の小林 北斗です。
本年もよろしくお願いいたします。
と、新年のご挨拶をしつつも、これを書いているのは2018年の12月中旬です。
今年は暖冬と聞いていたのに、ひどく寒い日が続いています。日中の最高気温が10℃を下回るという、都内にしてはなかなかの寒さです。
皆様も、風邪など引かれませんようにお気を付けください。
寒さの話
今年の冬は寒いですね。
毎年言っている気がしますが。
ある日の会社帰り、高島屋の交差点あたりで村上さんが突然大きな声を出しました。
「寒いよ!こんなに寒いのに、なんでみんなもっと言わないの?寒くないの?寒いの俺だけ!?」と、いささか錯乱気味でした。
寒いのはみんな同じですが、言ってもしょうがないことなので誰も言わないのです。
みんな静かに我慢しているのです。
その日は少し寒い日でしたが、正直そこまででもないかな、と思い「言うほど寒いですかね?
僕はそこまで寒くないですけど。
『ヒートテック』着てますし。」と言うと、
「ヒートテック着てるの?それは公平じゃないよ。こっちは着てないもの。」などと、まるでこちらがルール違反でもしているみたいに言われました。
公平ってなんでしょう。
村上さんの理論としては、「これからもっと寒くなるのに、今からそんなに厚着をしてしまうと本格的な寒さに耐えられなくなる。」という理由で厚着を渋っているそうです。
そんなこと言わずに着ましょうよ、ヒートテック。
また別の日は、「寒いよ!こんなに寒くて、みんな大丈夫?心配だよ。」と、世の中の不特定多数の人々の健康を心配しはじめました。
あまりの寒さに、広域で心配になったようです。世話焼きの規模がでっかい話でした。
『第3回オモジャンの会』の話
一昨年から不定期開催されている『オモジャンの会』の、第3回が開催されました。
ご存知でない方にご説明しますと、『オモジャン』とは『麻雀の要領で卓を囲み、卓にひとつランダムに出されたお題の牌の単語に、自分の手牌の単語を組み合わせて面白い言葉を作るゲーム』です。
『面白い麻雀』で『オモジャン』です。
昔、そういうテレビ番組があったそうです。
単語の書かれた牌は、村上さんと僕で作成したものです。
80枚ほどの牌を用意するために、4時間以上かけて単語を選定しました。
ゲームの例を挙げますと、あるプレイヤーの方は、『ひとりだけ』というお題に『洋風』を足して『ひとりだけ洋風』というワードを作り出しました。
「禅寺に行って精進料理を注文したはずなのに、自分ひとりだけ洋風の料理が出てくる。
すごく豪華なんだけど、どことなく歓迎されていない雰囲気。
他の人はがんもどきなのに、自分にだけハンバーグが出てくるみたいな。
京都でいう『ぶぶ漬け』のような、なにか無言のメッセージを伝える慣習。」
という絶妙な解説と相まって、その情景が目に浮かぶようです。
また別のプレイヤーの方は、同じお題『ひとりだけ』に、『キック』を足して『ひとりだけキック』。
「禅寺で座禅を組んでいるときに、まわりは住職に棒で背中を叩かれているのに、急にひとりだけキックされる様子です。
住職も、あまりの雑念に腹が立ったんでしょうね。」
と見事に設定をかぶせてきました。
単語から連想される情景やストーリーがすごく面白くて、非常にテクニカルな手役です。
他のプレイヤーも「ああ、『暴力寺(ぼうりょくじ)』のことですか?以前に聞いたことがあります。」とか、
「あのお寺の宗派は確か『足技宗(あしわざしゅう)』だったかな・・・。」などと、
白々しく知ったかぶりをします。
念のため、『足技宗 暴力寺』などという物騒なお寺は実在しません。
僕が文章にするとうまく面白さが伝わらないのですが、和やかながらも室温が上がるほど白熱し、盛り上がるので皆様にもぜひお試しいただきたいゲームです。
次回オモジャン大会の開催時期は未定ですが、もしもご参加希望の方がいらっしゃいましたらご一報ください。
今月は以上です。