今月は、『Trattoria ETERNITA(トラットリア・エテル二―タ)』さんをご紹介させて頂きます。
こちらは、なんと社長のお知り合いの方が「二子玉川のイタリアンで一番美味しい」と推しているお店です。地域の方からの推薦ですので、期待も高まります。
場所は、駅を背にして高島屋本館と南館の間をまっすぐ1分、セブンイレブンの手前にあるソフトバンクが入っているビルの地下1階です。
階段を下りてお店に入ると、天井が高くてゆったりした空間が広がっています。二子玉川の駅前であることを忘れるほどに落ち着いた時間が流れています。
今回は『アモーレイタリアコース(7,040円税込)』を頂きました。
前菜2品・パスタ・炭焼き肉料理、食後にドルチェ・カフェが付いたディナーコースです。ディナータイムのみ、席料とパン代として550円のチャージがかかります。
飲み物は『ジンジャーエール(550円税込)』を頂きましたが、イタリアワインも専門的に扱われているそうですので、お好きな方はぜひ。
ここからはお料理のご紹介です。最初は前菜3種のプレートから。右から順に『石垣鯛のカルパッチョ』、『北海道産の生タコのコラトゥーラソース アマルフィ風』、『北海道産ホタテの白バルサミコソース』です。いきなり海鮮が3種も。
石垣鯛のカルパッチョから頂きましたところ、鯛もオリーブオイルも非常にフレッシュな味わいです。
生タコはかなりの厚切りで、プリプリとした食感で歯切れが良く、甘みも抜群でした。
ホタテは繊維のほどける食感と、さっぱりとした酸味が爽やか。
前菜の2皿目は『イタリア産フレッシュブッラータチーズとスペック』です。
まろやかな塩味と豊かな風味の生ハムに、クリーミーさの中に滑らかな繊維質のあるチーズがとても合います。
『スペック』は燻製生ハムで、塩とスパイスで付けこんだ後に表面を燻製、さらに長期熟成を経た生ハムだそうです。美味しかったので後から調べました。
『ブッラータチーズ』は、袋状のモッツァレラの中に生クリームと割いたモッツァレラが入ったものですが、なんと本場イタリア産を使われています。
続いてはパスタ。ホッキ貝・アサリ・ムール貝の入ったトマトベースのスパゲティです。殻ごと入った大粒のあさり、超大粒のムール貝、さらにカットされたホッキ貝がたっぷり入って、ベースのトマトにも引けを取らないほどの磯の香りです。
ムール貝をひと口噛めば口いっぱいに『海』の風味、アサリは出汁にも大いに深みを出していて、カットされているホッキ貝も確かな食感と旨味で存在感がありました。まさに『味の三権分立』だと思いましたね。いえ、本当は記事を書いている今(翌日)考えました。僕としたことがつい魔が差して、後出しで彦摩呂してしまいました。
その次は炭焼きの肉料理です。細長く見えるのが『イベリコ豚』で、丸く見えるのが『鴨』です。
イベリコ豚から頂きましたところ、赤身と脂身のバランスがよくシャッキリした肉質で、脂もさらりと軽くて甘みがあり、スモーキーな風味が残ります。
鴨肉は非常にきめ細かくしっとりとした赤身肉で、焼き目の香ばしさも印象的でした。
最後にドルチェの『濃厚プリン』です。
皆様、これを食べたらきっと驚かれると思います。『濃厚プリン』どころか『超・超濃厚プリン』とでも言うべき濃い風味と、レアチーズケーキにも似て滑らかながら密度のある食感です。
個人的に、これの専門店があってもいいな、と思うくらい好きでした。
後にコーヒーを頂き、お料理の内容・量ともに大満足。
イタリアには、日本ではあまり知られていない美味しい郷土料理があるとのことで、ご店主様が実際に年に数回イタリアに渡り、各地で出会った郷土料理を現地に近い形で、季節の食材を使って提供されているそうです。
壁に飾られているたくさんの写真も、実際にイタリアの旅先で撮影されたものとのことでした。
僕は今回初めてお伺いさせて頂きましたが、他のお客様はいずれも常連さんのようでした。前からご存じの方にとっては今さらのご紹介になってしまいますが、ぜひお試し下さい。お勧めです!
Trattoria ETERNITA(トラットリア・エテル二―タ)
■ジャンル:イタリアン、肉料理
■住所:東京都世田谷区玉川3-10-7 ナカヒコビル B1F
■営業時間:【火・水・木・金】18:00 – 21:30 【土・日】12:00 – 13:30、17:30 – 21:30
■定休日:月曜日 ※その他不定休有り。年に数回不定期長期休業あり。(渡伊の為)
■電話:03-5716-3776
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