すしのばんらい【寿司】

今月は、『すしのばんらい』さんをご紹介させて頂きます。

こちらは以前にもご紹介させて頂いたお店ですが、またまたお伺いさせて頂きました。

その理由のひとつは『10月からお昼営業を始められたこと』なのですが、もうひとつは『僕がとても寿司が好きだから』です。見事なまでの公私混同です。

というわけで、今回はお昼営業(11:30~14:30)のご紹介です。

あらためてお店の場所ですが、玉川2丁目の『東京都市大学 二子幼稚園』と、駅前のマンション『コートハウス玉川』の間あたりにあります。

お昼営業は15食限定で、メニューは一律『寿司会席御膳(2,900円税込)』です。

一人前で『サラダ、焼き物、しじみの土瓶蒸し、茶碗蒸し、にぎり寿司9貫+巻物、デザート』という充実ぶり。

カウンターでは一品ずつ、テーブル席・テラス席では一人前を盛合せでご提供下さいます。ちなみに今回はカウンターを利用させて頂きました。

以下、順にご紹介させて頂きます。

最初は、ゴボウが乗ったシーザーサラダからスタートです。

サラダも目の前で調理して下さり、それを食べ終わる頃、すぐに次の焼き物をお出し下さいました。

焼き物は日替わりで、この日はサワラでした。しっかり厚みがあるのにふっくら柔らか、皮まで香ばしくて美味しく頂きました。写真では隠れてしまいましたが、切り身の下に敷かれたスライスレモンの風味もさっぱり爽やか。

その間にも『しじみの土瓶蒸し』が登場。しじみの風味と味が凝縮していて、ため息が出る旨味の濃さです。小雨降る秋口の少し冷えた体に、しみじみと染みわたるしじみの滋味(じみ)深い味わい。ここでふと、『しみじみしみる、しじみのじみ。』と書きたくなったので、書きます。皆様もぜひ声に出してみて下さい。なるべく人のいないところで。

続いては茶碗蒸し。お出汁の香りが豊かで舌触りも滑らか、かなりの早さで食べきってしまいました。

ここまでで既に手の込んだお料理が続いておりますが、ここからお寿司です。

まずはマグロの赤身から。見ての通り色鮮やかで、単体での写真も堂々たる佇まいです。旨味の強い赤身で、さらに大きめの切り付けによって食感と食べ応えが強調されています。

次はとり貝。シャキシャキした歯応えと甘み、磯の香りが素晴らしく美味い。貝好きの贔屓目かもしれませんが、形もピシッと決まっていてカッコいいですね。今気付いたのですが、『贔屓』って単語には貝が4つも入ってますね。大漁です。

続いてはサンマの炙りの握りです。炙った皮目が香ばしく、甘みのある脂と柔らかな身がとろけます。旬のサンマを最高の形で頂きました。

4貫目はホタテの貝柱です。大粒の貝柱を横切りにしており、旨味が濃くて繊維がほどけます。

5貫目はエビ。噛むごとに旨味があふれて、プリプリとした弾力があります。

次はイカです。肉厚ながらも、丁寧に包丁を入れて下さっているためさっくり柔らかな食感で甘みが特徴的です。

7貫目は銀皮の綺麗なカンパチです。脂はさっぱりとして身の味は濃く、食感がコリコリとして僕は大好きです。名前を変換すると『環八』になってしまう以外は完璧な魚だと思っています。

次は玉子です。ふっくらと厚みがあって柔らかで、風味や甘さがすごく上品です。

握りのラストは穴子です。ふっくら厚みのある穴子はとろける柔らかさ。適度に脂もありますが、後に香る柚子の風味でさっぱり頂けます。

最後は鉄火巻。僕の知っている鉄火巻よりもマグロの割合が多く、赤身の食べ応えが抜群です。

一人前としてかなりの満足感がありますが、さらにデザートとして自家製の黒糖のシャーベットまで付いています。黒糖の自然な甘みがふわっと広がります。

以前はカウンター7席とテラス席で営業されていましたが、店内の改装期間を経てお店が広くなり、さらにテーブル席が追加されました。

昨年12月のオープンから1年足らずで、早くも規模拡大。

お昼は限定15食ですので、事前にご予約されるのが良いかと思います。

季節に応じたお寿司やお料理を、最高に楽しくご提供下さるお店ですので、ぜひお試しください。お勧めです!

すしのばんらい

■ジャンル:寿司
■住所:東京都世田谷区玉川2-18-1
■営業時間:11:30~14:30、17:00~22:00
■定休日:水曜日(令和7年から木曜日定休に変更予定)
■電話:03-6432-7225

すしのばんらい(公式) |

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