皆様、いつもお世話になっております。
すまい倶楽部㈱の小林 北斗と申します。
9月に入ってから、急に涼しくなりましたね。
やけに肌寒いと思ったら、例年の10月並みの気温だとか。
例年の10月はもう少し温かかったような気がしますが、皆様も風邪など引かれませんようお気を付け下さい。
■肉の技術
今年の8月末に発表された技術のお話です。
大阪大学や凸版印刷などの共同研究グループが、『3Dプリンターで霜降り和牛を作る技術』を開発したそうです。
いよいよ、肉がプリントアウトできる時代が来ました。
将来に危惧されている食糧危機に対し、食肉を培養する技術はこれまでも研究されてきたそうなのですが、培養肉は本物の肉と比べてどうしても食感が劣るという問題点があったそうです。
そこで、和牛の細胞を培養し、筋肉・血管・脂肪などの組織を3Dプリンターで繊維状に並べ、肉の複雑な構造をよりリアルに再現したのが今回の研究です。
なんと、調整次第でサシの入り具合までコントロールできるそうです。
もしブランド牛を再現できたとしたら、食料危機の割には贅沢な未来が訪れるかもしれません。
人工的に作られた肉を不気味に思われる方もいらっしゃるでしょうが、僕は今、ただただ楽しみです。
将来、魚介類の再現も可能になれば、絶滅が危惧されるマグロやウナギを無限に食べられる最高の未来が来るかもしれませんね。未来最高!
■おばあちゃん
毎年、スーパーで柿や梨が売られる時期になると思い出す話です。
僕が小学生だった頃のお話なのですが、僕は当時、近所で一番仲のよかった『コイケ』といつも一緒でした。
学校に行くのも帰るのも一緒で、よく学校帰りに寄り道したのがコイケのおばあちゃんの家です。
通学路近くにあったコイケのおばあちゃんの家では『ハナコ』という柴犬を飼っていて、人懐っこくてかわいくて大好きでした。
おばあちゃんは僕たちを歓迎して下さって、縁側に一緒に座っては、いつもリンゴや干し柿や梨などのおやつを出してくれました。
ですが、僕が小6ぐらいの頃に、おばあちゃんは突然よその市へ引っ越してしまい、それから会うことはありませんでした。
僕とコイケは高校までずっと同じでしたので、ある時ふと思い出し、おばあちゃんとハナコについて話してみました。
僕がコイケに「小学校の頃、よくコイケのおばあちゃんの家行ったじゃん?ハナコに会いに。」と言うと、
「え?オレ、あのおばあちゃんは北斗のおばあちゃんだと思ってたよ。違うの?」と、決定的な勘違いが判明しました。
その時点で既に10年近くが経過していましたが、
お互いに相手のおばあちゃんだと思い込み、全く知らないおばあちゃんの家に遊びに行っていたのです。
僕たちはいつも、実の孫のような態度でお宅に上がり込み、さらにはおやつまで頂いていました。
奇跡的な図々しさ。
もう対面式のオレオレ詐欺みたいなものですね。
今から20年以上も昔という時代柄もあると思いますが、とても優しいおばあちゃんでした。
ハナコのおばあちゃん、その節は本当にありがとうございました。
■ダイニング
先日、いつもご担当頂いている美容師のお兄さんから突然、「小林さん、ダイニングテーブルとイスは絶対買った方がいい!人生変わりますよ!僕は変わりました!」と、情熱的なアドバイスを頂きました。理由を聞けば、「仕事から帰ってリビングで夕食をとって、すぐに横になってしまう怠惰な暮らしが改められたから。」だそうです。人生が変わった、とまで言われたので真剣に購入を検討しましたが、結局はスペースの関係で見送りました。後日、お兄さんに「この前のダイニングの件、スペースの関係で今回は見送りました。すみません。」と報告すると、「何でしたっけ?僕、何か言いましたっけ?」と、僕に熱心に勧めたことすら忘れていました。「あれ?」と思いました。本当に買わなくてよかった。もし買ってたらケンカになっていました。その後も「エナジードリンクは体に良くないらしいです。あれコンビニで買うならオニギリ2個食べたほうがエネルギーも摂れますし身体にいいですよ。」と勧められましたので、「今度は僕にオニギリ買わせる気ですか?騙されませんよ!」と、強気で撥ねつけてやりました。でも、オニギリは今後も買います。今月は以上です。また来月。