今回はマンション、戸建てを売却するときの売主としての対応をお話したいと思います。
まず、当たり前のことですが、お部屋はなるべくきれいにしてください。
特に水回りであるキッチン、お風呂、トイレ、洗面所。
ここが汚いとアウトです。
ここで生理的な嫌悪感を生じてしまいますと、いくらクリーニングやリホームをすればきれいになりますよ、と言ってもその光景と匂いなどの記憶が頭に焼き付いてしまいます。
ご自身できれいにすることが面倒であれば、プロのお掃除屋さんへ頼めば信じられないくらいきれいになります。
ただ、お掃除屋さんにも技量の差はあります。多少高くても本当のプロに依頼しましょう。
クロスは基本的に殆どがビニールクロスですからプロがクリーニングをすれば張り替えたくらいきれいになる場合もあります。
実際に弊社でも賃貸で管理しているお部屋のクロスをクリーニングしています。
また、リペアの技術も上手な職人がやればこれも信じられないくらいにきれいになります。
これらは、いずれも住みながらできます。リペアについてはまた次の機会にお話しいたします。
後は、部屋中の電気はつけておきましょう。カーテンもあけておきましょう。
できれば、アロマなどの香料もたいておくといい印象を与えます。
これらはいずれも第一印象をよくするという事です。
買主様はその部屋に入って5秒で買うか買わないかを直観で感じ取ります。
ここまでは、主にハードの面ですがソフトの面も大切です。
ソフトの部分とはまさに売主の態度です。
よく接遇とかオモテナシとかいいますが、買主様はお客様です。
売ってやる、という尊大な態度は賢明とは言えません。
買主様はそこに住んでいた人がどういう人でどういう理由で売却するかもとても気にします。
そこに住んで不幸になった方からは買いたくないというのが人の心情というものです。
ですから住みながら売る場合には親友か大切なお客様を迎えるような態度で接してください。
身なりも小ぎれいにし、満面な笑顔で迎えてください。
買主様もいい人に値段を負けてください、とは言いにくいものです。
笑う事は1円もかかりません。