とろにい (小林)

皆様、お世話になっております。

すまい倶楽部㈱の小林です。急激な気温の変化に、体調を崩されませんよう、ご注意ください。

さて今月は、社内の出来事について書かせていただきます

 

■フルーツの話

ここ最近、村上さんの体型の変化が著しく、後ろ姿が以前より少し丸みを帯びてきている感じがします。

村上さん自身はお腹まわりが気になるらしく、夏だというのにいつもジャケットを着ています。

ワイシャツ一枚だとお腹が目立って嫌だから、という理由だそうです。

若い女性がファッションのために無理をして、真冬でもミニスカートを履く感覚で、おしゃれのために暑さを我慢しているのです。

村上さんいわく、「おしゃれは気合!!」だそうです。

実際のところ、確かに村上さんのお腹まわりは少し目立ちます。

両腕を突き上げて「伸び」をしている村上さんのお腹が、なんだか南国のフルーツのように丸っこいのです。

「なんか、フルーツみたいですね、お腹。」というと

「ふふふ。」と喜ぶので、南国のフルーツという意味を込めて、

「トロピカル兄さん」というニックネームを贈りました。

どうやら気に入っていただけたのか、

「トロピカル兄さん」を村上さんなりにアレンジして

「トロ兄(とろにい)」と略したようです。

すごく気持ちの悪い語感ですね、

トロ兄。

 

■ヘルニアの話

村上さんが病院に行ったところ、「頸椎椎間板ヘルニア」だと診断されたそうです。

読み方は「けいつい ついかんばん へるにあ」です。

「頸椎」は首の骨のことですね。私は、「椎間板ヘルニア」がどういうものか知らなかったのでネットで調べてみました。

どうやら、骨と骨の間のクッションをしている組織が損傷し、神経を圧迫している状態のことをいうらしいです。

違ってたら申し訳ありません。ともかく、損傷とか圧迫とか、文字で見るだけでも痛そうな感じです。

村上さんもはじめのうちは「『ヘルニア国物語』、だったらどうする?みんなヘルニアなの。」などと言って笑っていましたが、

日を追うごとに痛みが強くなってきたそうで、

「なんで普通に生きているだけなのに、こんなにつらいの・・・?」などと悲しげに訴えるほどに追い込まれていきました。

そこでネットで調べてみると、頸椎椎間板ヘルニアには、「牽引療法(けんいんりょうほう)」という治療法があるそうで、読んで字のごとく『頭を上に引っ張る治療法』です。

それ専用の器具もあるようで、「牽引療法」でネット検索していただくと、シュールな画像がたくさん出てきます。

当然ながら、本来お医者さんの指導の下行われる治療なのですが、痛みに耐えかねた村上さんに、「ちょっと引っ張ってみてよ、上から。」と頼まれました。

困りましたが、どうしてもというので、少しやってみることにしました。

もしも、これをお読みの方がヘルニアになったとしても、危険ですので絶対に真似しないようお願いいたします。

方法ですが、イスに座った村上さんの顎の下にハンドタオルを通し、両端を上に引っ張って持ち上げます。

一般的に、人の頭部は約5kgと言われていますが、重さをかけると5kgなんてものではなく、すぐにつらくなってきました。そこで、やり方を工夫しました。

イスに座った村上さんの正面にしゃがみ込み、村上さんの首を両手で軽くはさみ、頭の部分を持ち上げるという方法です。

事情を知らない人が見たら、私が村上さんを絞め殺そうとしているように見えたことでしょう。

何度も言いますが、危険ですので絶対に真似しないでください。

村上さんは「あぁ、楽・・・かも。」と言っていましたが、症状が悪化すると怖いので、二度とやりません。

では、また来月。

 

 

 

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