イエステーションは、不動産会社ではなく、コラムニスト集団と勘違いされないように、不動産のネタを書いている関谷です。
今月もよろしくお願いします。
住替えは、購入と売却と2つの取引が発生します。
どちらを先にすべきか、住宅ローンはどうなるのか、考える事は多いと思います。
ネットで調べ、住替えの本を探してみても、よいサイトが見つからず、どうしたらよいか全く分からない――そうなんです。
住替えは、様々な方法がある為、自分達にピッタリの方法を探すには、どうしてもプロのアドバイスが必要になります。
そこで、住替え相談時の注意点は、「売却を勧める営業は、疑え」です。
住替えは、購入と売却の2つの取引が発生します。
この2つ、不動産屋にとってどちらが魅力でしょうか。
これ、断然「売却」なのです。
魅力を比率で表すと、購入:売却=1:9、これ位の違いです。
なぜなら、購入は物件の良し悪しで決まるケースがあり、そのお客様と取引できない場合がある上、気に入った物件が見つかるまでに時間がかかります。
一方の売却は、依頼されれば取引につながりますし、早いからです。
ところが、お客様自身はその逆。「購入」を先にしたい方が多い。
売却して賃貸生活をするのではなく、購入先行して、現家から新居に一発で引越したいと思っています。
つまり、不動産会社が先に実施して欲しい事(売却先行)と、一般的にお客様が先に実施した方がいい事(購入先行)が、異なるという事です。
ですから、住替えのアドバイスは、「売却を勧める営業は、疑え」としました。
「疑え」としたのは、ダメではないからです。
お伝えしたように住替えは複雑で、人それぞれに状況や心境が違いますので、売却を先にした方が良い方も中にはいるからです。
一番よくない事は「購入を先したい!」とも考えず、不動産屋のいう事をそのまま信じて進めてしまう事です。
私も住替えを、多くサポートしてきましたが、ほとんどの方が購入を先行できる方でした。
つまり、購入と売却のどちらを先行させたらよいかを、お客様は自由に選択できます。
殆どの方は両方の選択肢がありますので、あとは単純に、打合せを重ね、様々なケースを想定し、お客様の状況や心境を聞きながら、どちらを先にするかを話し合うだけです。
当社にも、是非ご相談にお越しください。
お待ちしています。