映画の話 その③(畠山)

皆様こんにちは。映画館で飲むものはジンジャーエール派。畠山です。

暖かくなってきましたね。最近彼女と別れまして、それから映画を観る回数が増えました。

春は別れの季節でしょうか。出会いの季節でしょうか。今回は個人的に面白かった映画をご紹介します。

 

ビッグアイズ

ファンタジーで有名なティム・バートン監督のノンフィクション映画。

目の大きな少女の絵…と言われてイメージできますでしょうか?わからない方は「マーガレット・キーン」で検索してみてください。

そのマーガレットが描く、「ビッグアイズ」と呼ばれる絵画が大ヒット。

夫のウォルターに言われるがまま、絵を量産していきます。

ただし、それは夫の作品として。

女性が表に出ることに対し、積極的ではなかった時代、薄暗いアトリエから日の当たる表舞台に立つことのできたマーガレット・キーンのお話です。

ノンフィクションが好きな方、ティム・バートン監督が好きな方にはおススメ。

 

 

インターステラー

クリストファー・ノーラン監督の宇宙冒険SFスペクタクル。

地球が寿命を迎えようとしている中、新しい星を探す決意をした人間たちの物語。

というふうに捉えられがちですが、根本は父と娘の愛の物語だと思います。

ただ、キレイごとだけではなく、人間はどこまで行っても愚かさを抱えてしまうという側面も描かれています。

この映画だけ見るとマッド・デイモンを嫌いになる人もいそうですねぇ…

とにかく、SFというだけで避けている人がいれば、ぜひご覧ください。

深遠なラブストーリーが待っています。

 

 

セッション

既にご覧になられた方も多いかもしれません。シンプルさと狂気の熱演。「セッション」

何が素晴らしいかと聞かれれば、わずか106分という「コンパクトさ」だと思います。

登場人物も少なく、ストーリーもシンプル。余計なものが何もなく、極上の物語と演出だけがあるので、非常に観やすいです。

そして予備知識とか、何もいりません。実際、私はリコーダーくらいしか使えませんが、楽しめました。

106分間にただただ、身を投げ出して観てほしいです。

私は、観ているこちらが思わず息を止め、心臓を掴まれる感覚になりました。

夢を追うということはどんな業界・ジャンルでも難しいと思いますが、中でも異質と言われる音楽業界のリアルを垣間見れる作品でもあると思いますし、そんな業界に身を投じている主人公と指揮者のそれぞれが抱える孤独と狂気をぜひ感じてもらいたいです。

ちなみに、私は冒頭のシーンから鳥肌が立ちましたが、演奏はもちろん、演出、心情、表情、演技全てが噛み合った

ラスト9分19秒は別格でした。

 

以上です。あくまで個人的な感想ですので、暇なときにレンタルする作品を選ぶ際のささやかな参考資料程度に捉えていただければ幸いです。

 

 

 

 

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