犬の気持ち(三浦)

みなさま、いかがお過ごしですか。すっかり秋めいてきました。暑さ寒さも彼岸までといいますが、今年の秋は早かったようです。また、デング熱が70年ぶりに国内で発症し、代々木公園など都心の大きな公園が閉鎖されるという前代未聞の事態にいたりました。幸い、二子玉川では、デング熱の発症はなかったようですが。

さて、栗原くんの退職から一ヶ月あまりが経ちます。彼がいたときには、夕方のミッキーの散歩は彼がほとんどやってくれていました。会社の休みにもたまに出てきては散歩に連れていってくれていたのです。今はもちろん、ほとんどを私がやっているのですが……正直、大変です。夜は私の部屋で一緒に寝ていますから、朝の出勤、夕方の散歩、夜の帰宅――と、一日三回散歩をすることになるのです。

特に休みの日は大変です。彼を会社に連れていき、ご飯を食べさせてから出かけるのですが、「食べ終わったら出かけちゃうんでしょう?」とばかりになかなか食べ進めようとしません。時間がないときはやむなくそのまま出かけるのですが、帰ってくると一口も食べていない。私が出かけないと分かると、おもむろに食べ始めるのです。心配するやら頭にくるやらで、たまに叱りつけます。そんなとき、よくミッキーはあくびをします。「叱られてるのにふざけたやつめ」とまた頭にきます。

最近、知人から『イヌの気持ちは「見た目」で9割わかる!』(藤井聡・だいわ文庫)という本を借りて読みました。それによると、犬があくびをするのは人間の感覚とは真逆で、「ごめんなさい、もう許して」という意味だそうです。ごめんねミッキーちゃん……。

ダメよ~ダメダメ。いいじゃないのぉ~(最近、このフレーズが頭から離れません)。

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