Herbal Chinese STEAMAN【中華料理・飲茶・点心・ビストロ】

今月は、『Herbal Chinese STEAMAN （ハーバルチャイニーズスチーマン）』さんをご紹介させて頂きます。

今年（2023年）6月4日にオープンしたばかりのお店で、僕は今回はじめて訪問させて頂きました。

場所は、高島屋本館と南館の間の通りを行って二子玉川商店街の左手前、セブンイレブンの先に新築されたビルの2階です。

入口横に下げられたメタル製の鳥かごの中に、お店のロゴのネオンサインが輝いているのが目印です。サイバーパンクな感じで素敵。

店内は奥行のあるカウンターと、奥にテーブル席もあります。お昼時を少し過ぎた頃にお伺いしましたが、それでも賑わっていました。

僕は入ってすぐの半円型のカウンター席にご案内頂いたため、カウンター越しに蒸し器から蒸気が上がっているのが見えました。竹のせいろが積まれているのも本場っぽくて風情があります。

ランチタイムにはセットメニューがあるとのことで、点心5種とミニ魯肉飯（ルーローハン）・副菜・豆花（トウファ）のセット、その名も『蒸気昼飯（ジョウキチュウハン）税込1,800円』を注文させて頂きました。お店が推している蒸し料理と、僕の大好きな魯肉飯がセットになっていて最高です。蒸し料理のため少しお時間はかかりますが、お店の方々はどなたも非常に手際よく、かつ感じよくご対応下さいました。セットは大きなお盆で運ばれてきて、せいろの蓋までお店の方が取って下さるという心遣い。もはや王様の待遇です。

せいろの点心5点は、右上から時計回りに、『蟹小籠包』・『翡翠餃子』・『小籠包』・『烏龍小籠包』、真ん中が『牛タン焼売』です。魯肉飯は、高菜と半熟玉子、香草も乗っています。以下は味の感想です。
最初に『烏龍小籠包』から頂きましたが、肉汁の量がものすごく、香りがよくて美味しいです。点心の中でも、僕は特に真ん中の『牛タン焼売』の密度のある食感が好きでした。肉のジューシーさもありますが、牛タンのサックリした歯ごたえに粒マスタードのアクセントが特徴的です。

魯肉飯はトロトロの豚肉に甘めの味付けで、たくさん乗った香草の爽やかな香りが新感覚。魯肉飯によく使われるパクチー以外にも、刻んだ大葉やミントなど、多様なハーブが使われています。このあたりがまさに『ハーバルチャイニーズ』です。油分も控えめですが、高菜とハーブでよりサッパリとした仕上がりになっていますので、ご飯がガンガン進みます。魯肉飯は家で作るほど好きですが、こういうパターンもあるんですね。