今月は、『そば茶房 のはな』をご紹介させて頂きます。
少し前からオープンされていたのは存じ上げていましたが、ご時世柄しばらく休業されていましたので、僕は今回初めて訪問させて頂くお店です。
場所は駅から玉堤通り沿いの玉川3丁目『まいばすけっと』を過ぎて『コヤマドライビングスクール』の方向に高架をくぐり、右に曲がったクリーム色の一戸建てです。
『玉川諏訪神社』のお隣と言った方が分かりやすいでしょうか。
藍色の暖簾と、ものすごくきれいな手書きのお品書きが目印です。
僕は字が上手でないので、これだけで早くも期待が高まります。
張り紙に『水車挽き 手打ちそば』と書いてありますが、そば粉は水車で挽くと一定の速度で均一に、かつ全体に漏れなく挽けて、また粉を不必要に加熱させないため香りを保てるそうです。これは僕の知識ではなく、漫画『ミスター味っ子』で読んだ情報で、ただの受け売りです。作者の寺沢大介先生は本当にすごい方だと思います。
お店に入ると、お香の上品な匂いがして和みます。寒い日でしたので『海老天ぷらそば(温)税込1,200円』を注文しました。あと、僕の後に入店されたお客さんが『大盛り』を注文されていました。そういうのもあるんですね。
待ち時間には、お店の方がものすごく香りの良いそば茶を出して下さり、ゆったり落ち着いた時間を過ごせます。厨房から天ぷらを揚げる油の音が聞こえてくるのもまた、しみじみとしていいですね。
まだネットには載っていないお店のようですが、僕の訪問の前後にもお客さんが来られていたので、すでにご近所の方には知られたお店なのでしょう。
常連の方にとっては、せっかくの『知る人ぞ知る名店』をご紹介してしまうことになりますが、どうかご容赦下さい。
『海老天ぷらそば』の海老は2本で、さやえんどうの天ぷらも添えられています。
海老の天ぷらは僕にとって『天ぷらの王様』なので、こちらの『海老天ぷらそば』のお値段は少しお安めに思います。揚げたてサクサクの天ぷらに、香りのいいお蕎麦をじっくり味わって頂きました。
お店の方が、適宜お茶のおかわりを注いで下さったり、そば湯をお持ち下さるタイミングを聞いて下さったり、自分のペースで楽しくお食事ができます。
これは極めて個人的な感想ですが、スーツ姿でお蕎麦を食べていると、ドラマにもなった漫画『孤独のグルメ』みたいな気分が出ていいですね。僕の心の中の松重豊さんが、「肉つけそば?そういうのもあるのか…。」と呟きます。
お店の入り口近くに2人掛けの席と、奥には大きなテーブル席もありますので、僕のような『孤独のグルメ』の方にも、ご家族連れの『孤独じゃないグルメ』の方々にもおすすめです!
そば茶房 のはな
■ジャンル そば
■住所 東京都世田谷区世田谷区玉川3-26-6
■定休日 毎週火曜・水曜・木曜
■営業時間 11:30~なくなり次第終了
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、 定休日、営業時間変更をしている場合がございます
コメント