【三浦社長のふどうさんコラム】第63回 ペアローンを組んだ40%が後悔している

先日の朝日新聞の記事に、ペアローンを組んだ夫婦の 41.6% が後悔をしている、という記事が掲載された。理由は、単独ローンにすればよかった、頭金を多くすればよかった、保証内容を充実させればよかった、の順に続く。

そもそも、なぜペアローンを組むのか。答えは単純明快で、住宅価格が上がりすぎて、二人で 借り入れ をしなければ、購入できないからである。いわゆる、パワーカップルといい、夫婦合わせて2000万以上の世帯年収があるカップルである。

通常、住宅ローンは35年の長期ローンを組むが、最近は、40年とか50年とかの商品もある。いずれにせよ、人生何があるか分からない。

病気、出産、子育て、離婚、失業、親の介護。そのときどうするか。夫婦がずっと長い間、円満に働けるとは限らない。もし、片方が病気して働けなくなったら 支払い は、残された方の収入だけで払わなければならない。

離婚したらどうする。離婚しても、ペアローンを組む時に、お互いに連帯保証人になっていた場合、相手が 支払い を延滞したら、その分も払わなければならない。うまく話し合いで、ローンの残債以上で 売却 できればいいが、そうとは限らない。

また、購入する人は、 売却 の理由も気にする方が多い。離婚した 売り主 の不動産は、ゲンが悪いと嫌う方も多い。

住宅ローンの金利も、変動金利で借りている方が圧倒的に多い。長く続いた低金利の時代は終わり、これからは、金利は上昇傾向にある。

変動金利は、原則、年2回の金利の見直しがある。急激に返済が多くならないように、5年ルール、1.25倍ルールという約束はあるが、あまりに金利が上がると、返済しているのに、借入額が増えていくという現象がおきる。

いずれにせよ、安易に高額の住宅ローンを組むことは、思わぬ落とし穴にはまることがあるので、もしもの時や将来のことも考えて熟慮した方がいい。

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