News Letter -2024年7月(小林)-

いつもお世話になっております。すまい倶楽部㈱の小林 北斗です。

この文章を書いているのは6月上旬。今年は平年より梅雨入りが遅く、さらっと過ごしやすい快適な陽気が続いております。

僕は早めのクールビズを開始しましたが、朝晩は少し涼しくて、やや先走った感が否めません。

うっかり、環境に優しく自分に厳しい男になってしまいました。

今月も、日々の出来事について書かせて頂きます。

■父の善意
父から久しぶりにLINEが来たと思ったら、何やら地元の警察署から表彰して頂いたそうです。

いきなり『警察署』とか『新聞記事』などというワードが目に飛び込んできて一瞬ドキッとしましたが、有難いお話です。

顛末としては、駅員の父がいつも通りの朝5時過ぎに通勤していたところ、ご高齢の方がパジャマ姿で道に迷っているのを見つけ、警察に連絡し保護して頂いた、とのことでした。

認知症の疑いはあったものの、けがもなく無事に帰れたそうです。よかったよかった。

ニュース映像内の父が、並んで立っている警察署長さんと比べて猛烈にハゲているのが少し気になりましたが、人の役に立つ良いことをしましたね。めでたしめでたし。

■僕の善意
いや待てよ、と思いました。父が表彰される1週間ほど前、僕も人助けをしました。

休日に渋谷駅付近を歩いていたら、「本当に困ってしまった」という顔をした外国の方に道を聞かれ、ちょうど僕も用事があったので新宿駅まで連れて行ってあげました。

オーストラリアから旅行に来たという、明るく愉快な64歳のおじさんです。

どうにか話を聞いてみたら、「suicaが欲しい」というので駅の窓口に付き添ったり、「渋谷の交差点で写真を撮りたい」というので撮ってあげたり、山手線に乗ってテンションが上がって転びそうになるのを支えてあげたりと、外国の方との交流は新鮮で楽しかったです。

なんて無邪気な64歳でしょうか。途中、彼の『JR』の発音が良すぎて『ジャヤ』としか聞こえず、誤って三軒茶屋に連れて行きそうになるというアクシデントはありましたが、無事に乗り越え新宿に到着し、記念撮影をして別れました。

父が地元の警察署なら、僕はオーストラリア大使館あたりから表彰されてもいいのではないでしょうか。大使館の方、何卒ご検討下さい。

■母の悪意
子供の頃、実家で焼肉を食べた時の話です。

肉に『部位』という概念があることすらまだ知らなかった僕が『牛タン』を食べていたら、母が僕に「それ、牛の舌だよ。ベロ。」と言いました。

どこか冷めたような、抑揚のない口調だったと思います。

今でこそ気にしませんが(むしろ大好物です)、当時は子供心に『動物の舌』を食べることを不気味に思い、そこから全く箸が進まなくなってしまいました。

母もバツが悪くなったのか、「さっきまで普通に食べてたじゃん。食べなよ。」などと促されましたが、その日はもう無理でした。

今思うと、どこの部位かも知らずに『牛タン』をバクバク食べる僕にイラっとして「それ、牛の舌だよ。ベロ。」とジャブを打ったのかもしれません。効きすぎましたね、ジャブ。

見事に一発KOです。実際に母にそこまでの悪意があったのかは今更問い質しませんし、食育のために肉の部位を教えてみよう、くらいの気持ちだったのかもしれませんが、当たり所が悪かったですね。けっこうイヤでした。以上、母のジャブ食育の話でした。

■メール
会社のメールに一時的な不具合が起こり、いくつかバグが起こりました。

一例として、とあるメールの受信日が『1601年』と表示されており、『パソコン発明以前のメール』という矛盾を抱えた、時空の歪んだメールボックスになってしまいました。

面白くなって『1601年(慶長6年)』について調べてみたら、なんと『関ケ原の戦い』の翌年でした。

他には、『柳生(じゅう)兵衛(べえ)(みつ)(よし))』の父としても知られる『柳生宗矩(むねのり)』が徳川(ひで)(ただ)(後の2代将軍)の兵法(剣術)指南役に就任した年でもあります。

そんな時代から送信された重要文化財クラスに貴重なメールでしたが、すごく紛らわしいのですぐに削除しました。

もし返信したら江戸時代に届いていたかもしれませんね。そんな短編SF小説、どなたか書いて下さいませんか。

今月は以上です。また来月!

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