皆様、いつもお世話になっております。
すまい倶楽部㈱の小林 北斗と申します。
これを書いている今は令和3年の2月中旬、久しぶりに雨が降りました。
朝からの雨も夕方頃にやっと止んで、晴れ間が見え始めています。
気温もここ数日は春並みに上昇して、今年の2月は例年より温かく感じます。
最近は大きなイベントや出来事が少ないこともありますが、今回は僕が『すまい倶楽部』に入社した当時の出来事を振り返って書かせて頂きます。
ただの思い出話ですが、よろしければお付き合いください。
■ちょっと昔話
僕がすまい倶楽部で働き始めた日の話です。
僕の入社はもう5年ほど前になりますが、
当時のすまい倶楽部は、出社するとまず営業スタッフ内での業務報告や打ち合わせをして、
それから全員でお掃除をして、全体で朝礼をして始業、
というルーティンがありました。
出社初日の僕も会議室に呼ばれ、簡単なご挨拶と自己紹介をさせていただきました。
すると、当時の先輩の村上さんから「血液型、何型?」という、合コンみたいな質問が飛んできました。
僕が「はい、A型です。」と答えると、
村上さんは突如として賑やかになりました。
「マジで!?A型!?ちょうどA型いなかったんだよね。
じゃあ几帳面なの?え、そうでもないの?なんだ。
オレO型!関谷さんもO型。だから二人とも協調性があんの。」
当時は特に疑問に思いませんでしたが、『協調性がある』って自分で言いますか。
別に良いんですけど。
毎月お届けするこのニュースレターを長くお読み下さっている方はご存じかと思いますが、『関谷さん』というのは、眼鏡の似合う柔和で理知的な当時の上司の方です。
そんな関谷さんは、しばらく我々の血液型トークを静かに見守っていましたが、会話の最後に真顔でぽつりと僕に言いました。
「俺たち、結構こういう女子みたいな会話してるよ?」と。
初出社の新人に営業メンバーを紹介するには少しファンシー過ぎませんか。
別にいいんですけど。
初日の朝から強いインパクトというか、カルチャーショックでした。
■初日の業務
入社初日の新人で、かつ不動産売買の初歩も知らない僕には、当然ながらできる仕事がありませんでした。
仕方がないので、初日は事務所の丸イスに座り、時々足元に寄ってくるミッキーをそっと撫でてみることに半日ほどを費やしました。
新人としてのやる気だけはあるので、ただただ背筋をまっすぐに伸ばし、足元の小さな先輩を撫でるだけのお仕事です。
お昼時になると上司の関谷さんと、スポーツ万能でディズニースタッフ出身、ゴ〇ブリについての知識がやけに豊富な当時の先輩『畠山さん』が誘って下さり、会社近くのお店でランチをすることになりました。
ランチの間も、畠山さんは関谷さんに「最近飲み始めたサプリがあって、今から効果が楽しみなんですよ。」とか、
ずっと女子みたいな話をしていました。
その日の帰り際に、笑顔の素敵な細身のインテリ文学部出身、当時の先輩『水田さん』が爽やかに勧めて下さった小説があまりにブラックというか、描写がえらくグロテスクだったりと様々ありましたが、当時からやけに楽しい会社でした。
■街の印象
当時の僕は二子玉川の街のことをほとんど知らなかったので、
営業スタッフの皆さんから、「まずは会社の周りを歩き回って、道とか建物とか覚えてみたら?」という初任務を頂きました。
二子玉川の街に対して、「セレブの街で、きれいな街。」くらいの情報しかなかった僕にはありがたいご指示でした。
当時驚いたのですが、二子玉川の街って、道を歩いてもゴミなんてほとんど落ちていないんですね。
民度というと大げさですが、道にポイ捨てする人なんかいないんだな、と少し感動しました。
唯一、車道にポイ捨てされていたのが、ようかんの『とらや』の黒い紙袋だったのにも圧倒されました。
「ポイ捨てもセレブか!」と驚いて、その夜に実家に報告しましたが、今思うとあれは完全にただの偶然です。
あれ以来見かけませんもの。
会社や先輩もですが、街そのものも個性強めですよね。
いい意味で。では、また来月。