文学部出身です(小林)

皆様、いつもお世話になっております。

すまい倶楽部㈱の小林 北斗です。

この文章は3月半ば、まだ少し冷たい風が吹く夕暮れに書いております。

僕はしばしば、文章を書いている日の天気や気温などの描写をしますが、お読み下さる皆様にとっては非常にどうでもいい情報ですね。

これは、あとから自分で見返したときに、「ああ、これを書いた頃はそんな時期だったのか。」と少し感慨に浸れるので気に入っているのです。

どうかお許し下さい。今月は、日常の出来事について書かせて頂きます。

 

『ルビ』の話・前編

先日、ニュースレターを執筆中の村上さんから質問を受けました。

質問は「文章の上に、小さくフリガナを振りたい。」というものでした。

僕は文学部出身ということもあり、文章の校正や書式の設定のような作業は得意分野です。

「そんなこと、この僕にとってはたやすいことです!任せてください!」と思いました。

そんなことを言うのは恥ずかしいので、実際に言ってはいません。

実際には「はい。」と普通に返事をしました。

さっそく村上さんのパソコンを操作しつつ「文章の上の小さいフリガナは『ルビ』といいます!

Wordの場合、ルビを振りたい文章を選択して右クリックするだけで、ほら!ここに『ルビ』って出ますよね!

あとはここにフリガナを入力するだけです。簡単です!」と元気に説明しました。

なにしろ得意分野なので、いつになく元気だったと思います。

しかし、きちんと丁寧に説明したつもりが、僕が書式ツールボックスを閉じた瞬間、村上さんが「あれ!?どこ!?どこ!?どこ!?」と大きく動揺しはじめました。

「どこへも行きません!ここですよ!なに一瞬で見失ってるんですか!ここに、『ルビ』って書いてますよ!ほら!」と再度説明させられました。

懸命に説明したのに、思ったように伝わらない話でした。くやしい。

 

『ルビ』の話・後編

前述の説明にやっと納得してくれた村上さんが「ああ、それが『ルビ』っていうんだ。」みたいなことを言ったことで、僕の『説明スイッチ』が入りました。

「そうなんです。実は、『ルビ』って呼び名は、宝石の『ルビー』から来てるんですよ!

活字っていうのは、大きさごとに『エメラルド』とか

『ダイヤモンド』とか

宝石の名前で呼ばれてるんです。

フリガナに使われる小さい活字の名前が『ルビー』なので・・・。」と、ますます饒舌になりました。

ペラペラとご機嫌に喋りながら、ふと村上さんのほうを見やると、僕の説明などまったく聞いていない様子で「カタカタカタ・・・。」と執筆を再開していました。

「ああ、もう全然聞いてないや。」と思いましたが、

「あんなに丁寧に説明したんだから、少しくらい聞いてくれてもいいのではないか。」という気持ちになったので、

横顔に5センチくらいまで接近しながら「お分かりですか!?」と詰め寄りました。

今思えば、少しカチンと来ていたのかも知れません。

村上さんはヘラヘラしながら悪びれた様子もなく「あ、ごめん。全然聞いてなかったね?」と言いました。

せっかく質問されたことに答えたのに、最後までちゃんと聞いてもらえなかった話でした。くやしい。

 

タフさんの話

タフさん(小竹さん)のために自己紹介ギャグを考えましたので、ここでお披露目します。

それは『子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・“タフ”・Me!』です。

従来の干支の5番目『辰(たつ)』に代わり『タフさん(小竹さん)』が十二支の一角に加わった。

というシチュエーションのギャグです。

人間なのに、干支の仲間入りを果たしたタフさん。

快挙ですね!

さらに、そのまま『午(うま)・未(ひつじ)・“タフ”・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)』と続きます。

とうとう『申(さる)』まで弾き出し、十二支のうちふたつも同一人物が占めている、という大番狂わせギャグです。

ここまで書いて思いましたが、小竹さんのことを『タフさん』と呼んでいるのはこの世で僕ただ一人なので、よそでは使えないギャグでした。

くやしい。

 

 

 

 

 

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