売却の話(中編) (関谷)

スギ花粉の季節は、同時にPM2.5や黄砂も飛来します。花粉症以外の方もマスクはした方がよさそうです。見えない飛散物にお気をつけくださいませ。

12月、売却について書きました。1月に別の話題について書いた所、「『売却の話』の続きを!」という問合せが相次ぎました。本やネットでは「全国一律」の話しか紹介されていない為、「二子玉川」についての不動産売却を勉強しておきたいそうです。嬉しい限りです。

前回は「査定の勘違い」について、話をしましたが、今回は「業者買い」についてお話します(より高く売る方法は次回お話し致します)。

不動産の売却は、初めての方がほとんどです。大きな財産ですから、信頼できそうな所に相談したいと考えるのは当然です。特に、名の知れた大手と呼ばれる会社は信頼がありそうに見えますよね。だからこそ、手放しに信頼してしまい、間違いを間違いだと気が付かないこともあります。

その代表的な間違いを、ひとつだけお伝えします。

二子玉川に不動産をお持ちのケースです。売却の相談先が、次のようなセリフを言ったら、その人に疑いを持つ、もしくは関係を断ってもよいと思っています。

『業者』という言葉です。

業者関連のセリフは色々あります。「買い取り業者に見積もりをとってみます」「業者に買取ってもらう事は?」「業者価格も同時にお出ししておきます」

二子玉川で、業者の買取りは通常考えられず、誠に売主様の事を考えたら、そもそも口から出てこない提案です。

繰り返しになりますが、二子玉川は業者に売却するエリアではありません。人気エリアですので、多くの一般エンドユーザーが注目し、日々検討しております。一般エンドユーザーに売った方が、よほど高く売れるのです。「業者」という言葉は、あらゆる手を尽くし、試行錯誤した上で、初めて出てくる言葉なのです。

業者に売る事は二子玉川において、通常売手のメリットはなく、仲介会社のメリットが2~4倍近くあります。すなわち「業者」との関わりは、依頼者の利益ではなく、自分達の利益を優先するという仲介業者にあるまじき姿勢の表れなのです。

「この会社なら大丈夫」という「信頼感」を逆に利用した提案であり、お客様の「売れなかったらどうしよう……」や「よく知らない事だから専門家に任せよう」という心理を利用していると思い、憤りを感じます。

だんだん大河ドラマの吉田松陰先生のような激しい文章になってきたので、ここでストップします。前回の話と合わせて、業者選定(担当者選定)の基準にしてください。

 

 

 

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