今回は「かき氷」です。最近流行りの、「値が張るかき氷」は、
二子玉川に在りそうで無い分野です。
価格は、なんと1,200円でメニューは3品
(かき氷以外に2品あります)。
復元宇治金時の御氷、完熟苺の御氷…名前も高貴です。
7月8月の夏期限定で、時間も6部制になっている等、予約が必要です。
店主曰く、お客様をお待たせしたくないという事が理由のようですが、
このレアな入店設定が「食べてみたい!」感覚を上げてくれます。
残念ながら、このコラムが皆様に届く頃には、かき氷の提供期間は終了しております。
気になる方は、来年にチェックしてみてください。
ただ、こちらのお店自体は通常、夜に日本料理店をしております。
15,000円~と敷居は高いのですが、2~3か月先まで予約でいっぱいの人気店です。
さて、そのようなお店ですから、かき氷にも当然こだわりがあります。
宇治金時は、江戸時代後期の宮中で流行したものを復元したもので、
京都「三星園上林三入本店」の「初むかし」という抹茶を使用しています。
この抹茶は将軍家御用御茶師という伝統と歴史をもつ老舗のため、
京都宇治のお店でしか販売しないようにしている逸品。
その他のかき氷も、こだわりがありますので、店主に聞いてみてください。
色々と面白おかしく教えてくれますよ!
例えばこの抹茶は、50gで5800円が正規価格ですが、
このかき氷には10gも振りかけている…などです。
全10席のカウンターなので、話しかけやすいですよ。
夜の日本料理は、私は早速予約しようと思っています。
なぜなら、店主の人柄が温かくて、心が和やかになるような人だからです。
私が行ったときは、全国から来ている常連さんの中、
ひとりで入店しましたが、店主は高ぶる事もなく、気配りをたくさんしてくれて、
数分もすると、初めてお会いした気がしないくらいでした。
以前は千葉の佐倉で4年程、かき氷と日本料理をされていたそうです。
ところが、東京に移転すると聞いた佐倉の人達は、
街を上げて留まって欲しいという嘆願をしたそうです。
人々に愛されていたようですし、それが感じられる人です。
この店主の松本さんは、書籍を書いたり(作家)、
色々な賞を受賞されたりと、経歴も豊富な方です。
是非、予約してみてください。
花冠陽明庵
■ジャンル かき氷、日本料理店
■住所 世田谷区玉川3-13-5 川原ビル2階 (高島屋タワーパーキング近く)
■TEL 090-2402-0011
予約制のかき氷屋!(夏期のみ、通常は日本料理店)
今年のかき氷は8/20で終了。
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