News Letter -2022年1月(小林)-

皆様、いつもお世話になっております。

すまい倶楽部㈱の小林 北斗と申します。

この文章は、新年を迎えた営業開始の初日に書いております。

僕は年明けに少し実家に顔を出しましたが、特別お正月らしいことはしませんでした。

おかげで大した正月ボケもなく、元気に業務に勤しんでおります。

新年初営業日に雪が降ったのは計算外でしたが、本年もよろしくお願いします!今月は、日々の出来事について書かせて頂きます。

 

■祖父とパソコン

もう20年も前になりますが、母方の祖父がはじめてパソコンを買った時の話です。

農業と屋根大工の仕事をしていた祖父がある日、ノートパソコンを購入しました。

恐らく経理用に使いたかったのだと思います。

祖父は居間のテーブルにパソコンを置いて起動し、ほどなくして台所にいた僕を呼びつけました。

何やら困った顔をしていたので事情を聞くと、祖父は「これ以上右に行けない。壊れたのか。」と言いながら、

マウスパッドの一番右端でマウスを握りしめています。

どうやら、マウスパッドの端がマウスカーソルの行ける限界だと勘違いし、画面上でカーソルが立ち往生したようです。

果たして、パソコンに慣れ親しんだ現代の皆様に、当時の祖父の危機的状況が伝わりますでしょうか。

僕が無言で『一旦マウスを浮かせて、マウスパッドの左端に持っていく動作』を2度ほど見せると祖父は大変に驚き、大いに納得したようでした。

祖父にIT革命が起こった瞬間です。

母と叔母は祖父のことをめちゃくちゃに笑いましたが、疑問に思ったことを素直に聞けるのは立派なことです。

当時すでに70歳前後だった祖父ですが、そのうちプリンターなんかも使いこなしていましたし、人の成長に年齢は関係ないですね。

以上、コンピューターおじいちゃんの話でした。

 

 

■寄付

学生時代の僕は、極度のやせ形でした。

中学時代、夏場に『ガリガリ君』を食べていたら、友達の安藤君に「そんなもん食べてるからガリガリなんだよ!」と罵倒されるほどガリガリでした。

今更ですが、それはさすがに暴論が過ぎると思います。

高校時代も、現在とほぼ同じ身長に対して体重が40キロ台でした。

僕が体重測定を受ければデジタル体重計の故障を疑われ、体脂肪計も『測定不能』のエラーを表示する始末でした。

僕のせいで保健室がパニックです。

そんな僕ですが、体質で太らないだけで人並み以上に食べていましたし、運動部に入っていたので至って健康でした。

僕は高校生の頃、よくクラスの友達『伝田(でんだ)』と一緒にお昼ご飯を食べていました。

伝田はふっくらした体型をしていて、見た目と同じく性格もふっくらと優しい人物でした。

ある日の昼休み、伝田がいつもの大きな弁当箱から1本の太巻きを取り出し、なぜか僕にくれると言うのです。

僕は売店でパンを2つも買っていたため、彼の申し出を不思議に思って事情を聞くと、「うちの母親に北斗のこと話したら、これ食べさせてあげなさい。って。」と言われました。

なんと、僕の細さを心配したお母さんが、太巻きを寄付してくれたのです。

一体どんな風に話したのでしょうか。

気持ちは大変に有難かったのですが、僕も別にご飯を食べていない訳ではないので、一切れだけ頂戴しました。

それにしても、友達にご飯を分けてあげるなんて、まるでアンパンマンのような優しさですね。

それではまるで僕がカバオくんのようなので少しイヤですけれども。以上、かつて僕がカバオくんだった頃の話でした。

 

■『寄付』で思い出しましたが

昨年末、はじめて『ふるさと納税』をしました。

皆様もご存じかと思いますが、自治体を選んで寄付する制度です。

住民税・所得税から寄付額(自己負担額2,000円を除いた額)が控除され、返礼品として自治体ごとの特産品が受け取れるメリットがある制度です。

制度は2008年からあったそうですが、『寄付』なんて言い方をするので、募金のようなものだと勝手に思い込み、これまで敬遠していました。

いつもお世話になっている世田谷区には大変申し訳ないのですが、各地の返礼品があまりに魅力的すぎて、いくつかふるさと納税してしまいました。

あとは、地元長野県のとある村にも少しだけ。

ひいきするみたいなので僕の寄付先は内緒ですが、ものすごく良い品物を頂きました。

この歳ではじめて、少し地元に貢献できた気がして嬉しかったです。

以上、かつてカバオくんだった僕が地元に貢献した話でした。今月は以上です。また来月!

 

 

 

 

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