【三浦社長のふどうさんコラム】第6回 不動産のローン編

金利と不動産価格

不動産を購入する時にほとんどの方が住宅ローンを利用します。

私がこの業界に入った時(昭和60年)都市銀行の住宅ローン金利は7.5%、住宅金融公庫(後のフラット35)は5.5%でした。

バブルの頃は最高8.5%位まで上昇しました。

その後バブルの崩壊以降金利は下がり続け、今、銀行の金利(変動金利)は、店頭表示が2.475%、優遇金利では0.38%という商品もあります。

フラットの金利は1.25%。

ですから今は金利史上稀にみる超低金利時代です。

特に2013年以降は金融緩和も加わり不動産に対する融資が大きく緩和されました。

その影響で不動産価格も上昇しました。ただ、今の低金利時代が今後も続く保証はありません。

もし金利が1%上昇した場合35年の住宅ローンですと総支払額が17%増えます。2%上昇すると36%増えます。

逆に言うと1%金利が下がれば同じローン支払額で借入可能額が増えるのでその分高い不動産が購入できるという事です。

不動産投資でも、たとえ表面利回りが3%しかなくても0.5%で購入資金を調達できれば
その金利差分の収益を手に入れることが可能です。

僅かな自己資金でも融資を受けられれば大きな利益を産めます。

つまり金利が下げればその分不動産価格は上昇するという事です。

ただ、注意するのは、金利が上下する背景にも注意を払う事です。

不景気で金利を政策的に下げる局面では、必ずしも不動産価格が連動してすぐに上昇するとは限りません。

 

 

 

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