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三浦社長のふどうさんコラム 【コロナ禍におけるマンションの騒音問題4】

マンションの床の騒音

今回は、床(スラブ)の音のお話を主にしたいと思います。

まず、音の種類には、2種類の音があります。

軽量衝撃音(LL)と重量衝撃音(LH)。前者は、スプーンを落とした音、椅子を引く音、スリッパでパタパタ歩く音など。

後者は、飛び降りた時にするドスンという音、子供が走り回った時にするドンドンという音など。

したがって音というより振動に近い。では、そういった音が伝わりにくいマンションをどうやって見極めればよいのか。

LHに関しては、床(コンクリートスラブ)の厚さを確認します。

理想的には20センチ以上とされています。

では、どこでそれを確認するのか。まず、担当の営業の方に聞いてみましょう。

分からなければ、図面で確認する方法もあります。

床伏図(ゆかふせず)という図面を見ます。

注意するのは、同じマンションでも階数や位置によって厚さが違う事です。

さらに同じ部屋の中でも違いがあります。

また、自分の部屋だけでなく真上の部屋のスラブ厚も確認します。

厚さは、スラブリストを見れば確認できます。

重量衝撃音はスラブの震度によって起こります。

したがってスラブが一枚の大きな板みたいだったら振動はより大きくなります。

それを防ぐために大梁や小梁でスラブを分断していきます。

反対に梁を少なくするために中空スラブ工法やアンボンドスラブ工法という工法が考案されましたが、逆に振動を大きくすることになりました。

軽量衝撃音(LL)は、床の仕上材によって防音効果が異なります。

一番防音性のあるのは、絨毯やカーペット、コルクなどの弾力性のある素材です。

最近はフローリングが主流ですが。

素材の他に仕上げ工法によっても変わります。

仕上げ工法は直床工法と二重床工法があります。

フローリングなどは、二重床工法が多く、軽量衝撃音を軽減します。

ただし防音対策をしていない二重床工法だとかえって振動や音がします。

吸音材や防振ゴムなどを用いて防音します。

お客様をご案内すると床がフカフカして気持ち悪い、という方がいらっしゃいます。

あれは、防音材によるものです。傷んでいるわけではありません。

 

 

 

 

この他に以外な盲点なのが内廊下によるドアからの音漏れです。部屋の中で犬が吠えていたりする音は意外と外に聞こえます。また、風が強い日などはドアから風切り音がします。逆に外廊下外階段で、外階段が鉄やコンクリートだった場合ハイヒールの音が響いてうるさい、という事もあります。中古住宅であれば住んでいる人に尋ねるのはもちろんです。

三浦社長のふどうさんコラム 【コロナ禍におけるマンションの騒音問題3】

今回は、ハードの面から騒音問題をお話しします。

まず、壁の話。隣の住戸との壁を戸境壁(こざかいかべ)といいます。

壁を叩いてみてコンクリートの鈍い低い音がすれば、コンクリートの戸境壁にクロスを直接貼っています。

これが一番遮音性の高い工法と言われています。

ただ、コンクリートの厚さまでは分かりません。

では、どうすればいいか。

壁を直接叩いてもある程度は分かりますが、正確には、図面(雑詳細図)で確認します。

昔は、150ミリが普通でしたが、今では180から200ミリが理想とされています。

これに対して二重壁工法と言って間柱を立て、石膏ボードを下地にして壁を造る方法があります。

ただ、この方法だとコンクリートと石膏ボードのすき間で音が反響し遮音性が落ちます。

戸境壁には適しません。

似て非なるもので、GL工法という壁があります。

この工法は最悪で音が筒抜けになります。

ただ、外壁と接する壁は、音漏れの心配はないので、GL工法を使うのは問題ありません。

タワーマンションの戸境壁はコンクリートではできていません。

乾式壁といって、いくつかの工法はありますが、基本的の素材は石膏ボードです。

吸音材として一般的に使用されるのは、グラスウールが多い。

では、遮音性は問題ないのでしょうか。

一般的には厚さ200ミリのコンクリートの壁と同等の遮音性があるといわれています。

しかし、私の住んでいるタワ―マンションでは、掃除機を壁にぶつける音とかがたまに聞こえます。

でも、コンクリートの壁でも壁に何かをぶつければ音はします。

つまり、乾式壁だから遮音性が悪いというのではなく、音の性質によって防げない音はあるという事です。

また、自重と耐震性の問題からタワーマンションの戸境壁は、乾式壁が採用されています。

戸境壁に対して部屋の中の壁を仕切り壁と言います。

図面をよく見るとPS(パイプスペース)という表示があります。

この場所には、自分の配管だけでなく、上下階の排水竪管が通っています。

上の人の排水の音が聞こえることがあります。

もし、PSに寝室が隣接していれば、流水の音で寝られないという事になりかねません。

そこで、PSを囲む壁にどのような遮音対策がされているかを確認します。

遮音シートや石膏ボードの二重貼りなど、設計図書の仕様書などで確認します。

また、エレベーターに接する部屋の壁の仕様なども確認します。

では、次回は、床(スラブ)のお話を中心にしたいと思います。

 

 

 

三浦社長のふどうさんコラム 【コロナ禍におけるマンションの騒音問題2】

引き続き、では、具体的に、騒音を避けるためにどういうところに気を付けてマンションを選べばよいか、いくつかのポイントをお話ししたいと思います。

騒音問題は、大きく分けてソフトの面とハードの面があります。

まず、ソフトの面。例えば、マンションの1階にある、掲示板に貼ってある書面をよく見る。

もし、マンションの中で騒音問題があった場合、掲示板にその注意書きが貼られています。

また、過去にあって現在解決されていた場合、マンションの議事録などに記録があるので議事録に目を通す。

その他の書面としては、管理規約や使用細則、管理会社の重要事項調査報告書などに音の事の記載がないが目を通す。

例えば、フローリングが禁止になっているマンションは、床のコンクリートの厚さが薄く、直貼(じかばり)になっている場合が多い。

最近のマンションは、二重床、二重天井になっているのが多いが、昔のマンションは、天井の高さを確保するためにそうなっていないものが多い。

図面を見て、リビングがフローリングでない部屋は要注意です。

その他簡単な方法としてはヒアリングがあります。

所有者はもちろん、他の住民、管理員などに騒音問題がないかヒアリングしてみると分かる場合が多い。

ただ、鉄筋の建物の場合、音の伝わり方が複雑で、必ずしも聞こえている音が真上の部屋ではない場合もあります。

また、騒音は、マンションの中だけではありません。

外から入ってくる音もあります。

そのため平日と休日、昼間と夜間など曜日や時間によって聞こえてくる音が異なる場合があります。

風や雨などの気象条件によっても異なります。

笑い話でないですが、私が20代の時に初めて購入したマンションで、住んでみたらすぐ近くに踏み切りがあって、時間帯によって、ひっきりなしに踏切の音がするのを気づいたのは、購入した後でした。

次回は、ハードの面のお話をしたいと思います。

 

 

 

 

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